ジュネーブオープン(ATP250)については、錦織が準決勝進出したところまで書きました。
本来錦織はこの大会に参加する予定はなく、もう出場者の締切りが過ぎていたのですが、トップ10選手の力か人を呼べる選手のためか第2シードで出場が決まったものです。ここまで錦織の試合は順調ではなく、特に準々決勝は本人も半分敗けていたという試合を何とか勝ち上がりました。
準決勝の相手はドイツのズベレフでしたが、これは前回ジョコビッチを破った相手ではなく、兄さんの方でランキングも33位で29歳の選手でした。しかしこのズベレフ兄もマレーを破ったことがあり、その試合ではとにかく前に出るというテニススタイルでした。
やや変則的ですので、錦織も戸惑うかと思ったのですが、実力はかなり上のはずで、負けることは無いと思っていました。ところが試合が始まると、ズベレフは後ろに下がったままストローク戦を挑んできたのです。これならば錦織のペースと思っていたのですが、錦織のテニスがおかしいのです。
ズベレフ兄は左ですので、やややりにくさはあるのかもしれませんが、錦織らしい鋭いショットが全くでないのです。相手と同じようなスピードで、返しているだけというテニスになっていました。しかもロングになったりネットにかけたりというミスも多く、1セットは4-6で取られてしまいました。
ズベレフ兄はサーブも180キロ程度なのに、あまり良いリターンもできていませんでした。2セットに入っても錦織のプレーは変わらなかったのですが、最初の相手のサービスゲームでやや鋭いショットも出で、ブレークしリードしました。
ところがその後はまた1セットと同じように、ただ返すだけのストロークに戻ってしまいました。そのためストローク戦で錦織にミスが出るという、悪いパターンがありやっとのことでサービスをキープし、何とか最初のリードを保って6-3で取り返しました。
それほど疲れている感じもないのですが、動きも悪いようでした。ファイナルセットに入っても得意のドロップショットやネットに出ることもなく、勝とうとしている意志を感じませんでした。結局このセットも3-6で取られ負けてしまいました。
うがった見方をすると本当に勝にいかなかったのかもしれません。決勝の次の日にはグランドスラムである全仏オープンが始まるため、体力を温存したのかもしれません。こんなテニスをしていたら、全仏オープンも早期敗退しそうですので、1回戦を注目したいと思っています。
さて決勝の一方は昨年優勝の第1シードワウリンカが出てきました。決勝戦は緊迫した良い試合になり、1セットは6-4でズベレフが取ったものの、ワウリンカの底力が勝り6-3,6-3と逆転優勝しました。
本来錦織はこの大会に参加する予定はなく、もう出場者の締切りが過ぎていたのですが、トップ10選手の力か人を呼べる選手のためか第2シードで出場が決まったものです。ここまで錦織の試合は順調ではなく、特に準々決勝は本人も半分敗けていたという試合を何とか勝ち上がりました。
準決勝の相手はドイツのズベレフでしたが、これは前回ジョコビッチを破った相手ではなく、兄さんの方でランキングも33位で29歳の選手でした。しかしこのズベレフ兄もマレーを破ったことがあり、その試合ではとにかく前に出るというテニススタイルでした。
やや変則的ですので、錦織も戸惑うかと思ったのですが、実力はかなり上のはずで、負けることは無いと思っていました。ところが試合が始まると、ズベレフは後ろに下がったままストローク戦を挑んできたのです。これならば錦織のペースと思っていたのですが、錦織のテニスがおかしいのです。
ズベレフ兄は左ですので、やややりにくさはあるのかもしれませんが、錦織らしい鋭いショットが全くでないのです。相手と同じようなスピードで、返しているだけというテニスになっていました。しかもロングになったりネットにかけたりというミスも多く、1セットは4-6で取られてしまいました。
ズベレフ兄はサーブも180キロ程度なのに、あまり良いリターンもできていませんでした。2セットに入っても錦織のプレーは変わらなかったのですが、最初の相手のサービスゲームでやや鋭いショットも出で、ブレークしリードしました。
ところがその後はまた1セットと同じように、ただ返すだけのストロークに戻ってしまいました。そのためストローク戦で錦織にミスが出るという、悪いパターンがありやっとのことでサービスをキープし、何とか最初のリードを保って6-3で取り返しました。
それほど疲れている感じもないのですが、動きも悪いようでした。ファイナルセットに入っても得意のドロップショットやネットに出ることもなく、勝とうとしている意志を感じませんでした。結局このセットも3-6で取られ負けてしまいました。
うがった見方をすると本当に勝にいかなかったのかもしれません。決勝の次の日にはグランドスラムである全仏オープンが始まるため、体力を温存したのかもしれません。こんなテニスをしていたら、全仏オープンも早期敗退しそうですので、1回戦を注目したいと思っています。
さて決勝の一方は昨年優勝の第1シードワウリンカが出てきました。決勝戦は緊迫した良い試合になり、1セットは6-4でズベレフが取ったものの、ワウリンカの底力が勝り6-3,6-3と逆転優勝しました。