イタリア国際オープンテニス(ATP1000 マスターズ)が予想もしなかった結末となりました。
前回錦織がデルポトロに3回戦で敗れた話を書きましたが、次の準々決勝でデルポトロはジョコビッチに挑戦しましたが、あっけなく負けてしまいました。
準々決勝はナダル-ティエム戦をNHKが放映してくれました。クレーでは好調で前大会も優勝しているナダルに、若手筆頭の23歳ティエムがどう挑むか興味深い試合でした。
この試合ティエムは非常に安定しており、ナダルに対等以上の試合をして先にリードしました。1セットはティエムがこのリードを守り、見事ナダルからセットを奪いました。2セットはナダルが巻き返すかと思っていましたが、ティエムの攻めのテニスはミスが出ず、明らかに押していました。ティエムはつなぐテニスは少なく、すぐ鋭いショットで攻めるのですが、それが今回はことごとく決まり、またもや先にリードしこれを守って6-3で勝利してしまいました。
他の準々決勝では錦織世代のチリッチも敗れ、ラオニッチも20歳新鋭のズベレフに敗れてしまいました。ここまでまたもマレーとワウリンカが早期敗退しましたので、ラオニッチが出ると思っていたのですが、予想外の展開となりました。
準決勝のティエム-ジョコビッチは実質的な決勝のようなもので、この勝者が優勝すると思っていました。ナダル戦で素晴らしいテニスをしたティエム有利かと思っていましたが、始まると全く違っていました。
ジョコビッチのショットが鋭いためか、あれほど良かったティエムのショットが微妙に入らないのです。エンドラインいっぱいに入っていたショットがわずかに出たり、ダウンザラインがサイドを切ってしまいました。何と1セットは6-1とジョコビッチの圧勝でした。2セットも全く同じで、ティエムは1ゲームも取ることができず0-6の完敗となりました。
決勝のもう一人は若手のズベレフが初の決勝進出となりましたが、ドロー運が良かったためと思っていました。ところがいざ決勝が始まると、ズベレフがすばらしいテニスをするのです。ジョコビッチの鋭いショットをエンドラインぎりぎりの深い球で返します。これだとジョコビッチも攻めることができないところを、逆にズベレフが攻めしかも良いところに決まるというパターンになりました。
1セットはこの流れのまま6-4でズベレフが取りました。こういった深いショットというのはちょっと変わるとアウトになるのですが、ズベレフは2セットになっても好調を維持していました。ジョコビッチはドロップショットを混ぜたり、ネットに出たりと色々やってきましたが、ズベレフはことごとく処理していました。これではジョコビッチも打つ手がなく、6-3でズベレフが取り何と初優勝となりました。
恐るべき20歳という感じでした。これでズベレフはトップテン入りを果たし、来週からの全仏オープンではまた旋風を巻き起こすかもしれません。
前回錦織がデルポトロに3回戦で敗れた話を書きましたが、次の準々決勝でデルポトロはジョコビッチに挑戦しましたが、あっけなく負けてしまいました。
準々決勝はナダル-ティエム戦をNHKが放映してくれました。クレーでは好調で前大会も優勝しているナダルに、若手筆頭の23歳ティエムがどう挑むか興味深い試合でした。
この試合ティエムは非常に安定しており、ナダルに対等以上の試合をして先にリードしました。1セットはティエムがこのリードを守り、見事ナダルからセットを奪いました。2セットはナダルが巻き返すかと思っていましたが、ティエムの攻めのテニスはミスが出ず、明らかに押していました。ティエムはつなぐテニスは少なく、すぐ鋭いショットで攻めるのですが、それが今回はことごとく決まり、またもや先にリードしこれを守って6-3で勝利してしまいました。
他の準々決勝では錦織世代のチリッチも敗れ、ラオニッチも20歳新鋭のズベレフに敗れてしまいました。ここまでまたもマレーとワウリンカが早期敗退しましたので、ラオニッチが出ると思っていたのですが、予想外の展開となりました。
準決勝のティエム-ジョコビッチは実質的な決勝のようなもので、この勝者が優勝すると思っていました。ナダル戦で素晴らしいテニスをしたティエム有利かと思っていましたが、始まると全く違っていました。
ジョコビッチのショットが鋭いためか、あれほど良かったティエムのショットが微妙に入らないのです。エンドラインいっぱいに入っていたショットがわずかに出たり、ダウンザラインがサイドを切ってしまいました。何と1セットは6-1とジョコビッチの圧勝でした。2セットも全く同じで、ティエムは1ゲームも取ることができず0-6の完敗となりました。
決勝のもう一人は若手のズベレフが初の決勝進出となりましたが、ドロー運が良かったためと思っていました。ところがいざ決勝が始まると、ズベレフがすばらしいテニスをするのです。ジョコビッチの鋭いショットをエンドラインぎりぎりの深い球で返します。これだとジョコビッチも攻めることができないところを、逆にズベレフが攻めしかも良いところに決まるというパターンになりました。
1セットはこの流れのまま6-4でズベレフが取りました。こういった深いショットというのはちょっと変わるとアウトになるのですが、ズベレフは2セットになっても好調を維持していました。ジョコビッチはドロップショットを混ぜたり、ネットに出たりと色々やってきましたが、ズベレフはことごとく処理していました。これではジョコビッチも打つ手がなく、6-3でズベレフが取り何と初優勝となりました。
恐るべき20歳という感じでした。これでズベレフはトップテン入りを果たし、来週からの全仏オープンではまた旋風を巻き起こすかもしれません。