ごっとさんのブログ

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都議会選挙終わる 小池知事派圧勝

2017-07-03 10:45:36 | 時事
昨日東京都議会選挙が投開票され、都民ファーストの圧勝で自民惨敗という結果になりました。

この結果は選挙前の予想通りというべきか、予想以上とするのか微妙なところです。小池都知事率いる都民ファーストの会が、50人立候補して島部を除く49人が当選というのはやや出来過ぎという気もします。

これだけの新しい会派が当選するということは、最大会派であった自民党にそのしわ寄せがいくのは当然で、惨敗と言っていますが選挙前の57議席から23議席まで減少しました。自民と決別し小池知事派に回った公明党は、23人全員当選を果たし1議席増となったのは賢い選択だったのかもしれません。

こういった議会模様がガラッと変わりそうな選挙では、共産党が躍進するものですが17議席から19議席というのは増えてはいるもののやや少ない感じがします。

今回の自民党の惨敗は、国政の色々な悪い部分が反映したという見方が多いようですが、そういったことがなくても同じような結果が出たような気がします。確かに安倍政権の森友学園問題に始まった疑惑や防衛大臣の失言など色々とマイナス要素はありましたが、それによって自民党離れが起きたとは思えません。

もともと自民党が良いとして支持されたというよりも、政権交代した当時の民主党政治があまりにもひどかったため、それよりはましだろうという程度の支持で現在の自民1強という体制ができたと考えています。

ですからもともと自民党が圧倒的に支持されているわけではなく、その基盤は非常にもろいものと考えるべきでしょう。今回の都議選は、東京を改革するという小池知事の率いる会派が出てきたのですから、そちらの方が少しは良くなるだろう程度の感覚ではないでしょうか。

私は小池都知事のやりかたを全面的に支持しているわけではありません。いわゆる劇場型政治として、大騒ぎしてから元の方針通りに決定していく進め方は、あまり好きではありません。それでも何も公開せずに闇の中で決まっていくというよりは良いのかもしれません。

今回の結果での問題点は、最大会派となった都民ファーストの会がいわば素人の集まりであるというところです。本当にこういう人たちが第一党となり、正常な議会運営ができるのかやや心配になるところです。結局橋下知事率いる大阪維新の会のケースを極端にしたような結果となりました。

これは東京都というだけでなく、闇の中でうごめいているような政治の世界を、少しは一般にもわかるようなものに変えていく契機となることを期待します。

これからはこういった人たちを率いる小池都知事の手腕の見せ所なのかもしれません。