現在国会では閉会中にもかかわらず審査が行われ、加計学園問題が話し合われようとしています。
どうも私はこれのどこが問題であり、何の疑念を明らかにしようとしているのかがよく分かりません。この問題についてはそれほど興味をもって推移を見ていたわけではありませんが、新聞情報などを入れて私なりにまとめてみます。
これは2000年代に入り、文部科学省が獣医系大学の定員増につながる大学設置を認めないというところに端を発しているようです。実際に2007年ぐらいから愛媛県と今治市が獣医学部設置を15回も提案しても認められなかったという経緯があります。
2013年に安倍内閣の下で、国家戦略特別区域法が成立し、16年になり今治市が特区に指定されました。またこの時期に京都産業大学が獣医学部の新設を提案しています。この後政府要人が文部科学省の役人と色々面談しているという事実が出てきましたが、それほど特別なことではないような気がします。
そして昨年9月に国家戦略特区諮問会議で、獣医学部新設を認める方針が決定され、12月に内閣府、文部科学、農水の3大臣が獣医学部新設で合意しました。これまでに獣医学部設置の4条件などが示され、今年に入り京都産業大学は応募を断念し加計学園のみの応募となりました。
4月に加計学園が運営する岡山理科大の獣医学部新設について大学設置審議会に諮問されました。これにより加計学園の獣医学部が実質的に設置されることが決まったようです。
そして5月「総理の御意向」などの文書の存在を新聞が報道し、この一連の流れの中に安倍首相の意向があったのではないかと野党の追及が始まったわけです。
その後この文書がないと否定したり、文部科学省の前次官の証言でひっくり返ったりと、ごたごたが続いていますが、野党は何を明らかにしようとしているのでしょうか。
安倍首相が、友人が理事長である加計学園の獣医学部設置を希望したのは確かなことでしょう。しかしその後はいわば忖度(そんたく)でいろいろの人が行動したはずですので、人の心の動きを明白にするのは無理なことでしょう。
現在首相や当事者が丁寧な説明が不足しているといいますが、この段階でどんな説明をする必要があるのでしょうか。日本は忖度で色々なことが進んでいる国であることが分からないのでしょうか。
この忖度で動く国というのは(政治、行政面だけではなく)、良い面もあり悪い面もありますが、歴史的にみても忖度でうまくいっているところは多いような気もします。政治家が行政面にどこまで関与しても許されるのか、といった異本的なところも含めてまた書くかもしれません。
どうも私はこれのどこが問題であり、何の疑念を明らかにしようとしているのかがよく分かりません。この問題についてはそれほど興味をもって推移を見ていたわけではありませんが、新聞情報などを入れて私なりにまとめてみます。
これは2000年代に入り、文部科学省が獣医系大学の定員増につながる大学設置を認めないというところに端を発しているようです。実際に2007年ぐらいから愛媛県と今治市が獣医学部設置を15回も提案しても認められなかったという経緯があります。
2013年に安倍内閣の下で、国家戦略特別区域法が成立し、16年になり今治市が特区に指定されました。またこの時期に京都産業大学が獣医学部の新設を提案しています。この後政府要人が文部科学省の役人と色々面談しているという事実が出てきましたが、それほど特別なことではないような気がします。
そして昨年9月に国家戦略特区諮問会議で、獣医学部新設を認める方針が決定され、12月に内閣府、文部科学、農水の3大臣が獣医学部新設で合意しました。これまでに獣医学部設置の4条件などが示され、今年に入り京都産業大学は応募を断念し加計学園のみの応募となりました。
4月に加計学園が運営する岡山理科大の獣医学部新設について大学設置審議会に諮問されました。これにより加計学園の獣医学部が実質的に設置されることが決まったようです。
そして5月「総理の御意向」などの文書の存在を新聞が報道し、この一連の流れの中に安倍首相の意向があったのではないかと野党の追及が始まったわけです。
その後この文書がないと否定したり、文部科学省の前次官の証言でひっくり返ったりと、ごたごたが続いていますが、野党は何を明らかにしようとしているのでしょうか。
安倍首相が、友人が理事長である加計学園の獣医学部設置を希望したのは確かなことでしょう。しかしその後はいわば忖度(そんたく)でいろいろの人が行動したはずですので、人の心の動きを明白にするのは無理なことでしょう。
現在首相や当事者が丁寧な説明が不足しているといいますが、この段階でどんな説明をする必要があるのでしょうか。日本は忖度で色々なことが進んでいる国であることが分からないのでしょうか。
この忖度で動く国というのは(政治、行政面だけではなく)、良い面もあり悪い面もありますが、歴史的にみても忖度でうまくいっているところは多いような気もします。政治家が行政面にどこまで関与しても許されるのか、といった異本的なところも含めてまた書くかもしれません。