ごっとさんのブログ

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ウインブルドンテニス 3回戦

2017-07-10 10:21:25 | テニス
ウインブルドンテニスも3回戦といよいよ佳境に入り、ここからシード勢同士の戦いが多くなります。

日本勢ではここまで勝ち残ったのは錦織と大坂なおみだけになってしまいました。錦織は第18シードのスペインのバウティスタとの対戦となりましたが、過去4戦全勝ですのでやや苦手の芝コートとはいえ、負けることは無いだろうと思っていました。

試合が始まると錦織の様子がおかしいのです。もともと錦織は攻めの姿勢を貫くため、エンドライぐらいに位置しているのですが、相手の返球が非常に深くなり厳しいショットが打てなくなっていました。

またバウティスタは非常によく拾い、それほど攻めのショットはないのですが、帰ってきてしまうのです。そのため錦織はより厳しいところを狙ったり、鋭いショットを打とうとしてミスが出ていました。また1セットは何回もブレークポイントまでは行くのですが、最後の1ポイントが取れずイライラが募ったようです。

こういった展開で1セットは4-6、2セットはすこしは良くなったのですが、お互いにブレークできずタイブレークになりました。錦織はここでミスを連発し7-3で取られてしまいました。後がなくなった3セットは、錦織もネットに出たりドロップショットを増やすなど揺さぶりをかけ何とか6-3で取ることができました。

この流れで4セットもと思っていましたが、どうも錦織に勝とうという意欲が見られず、3-6であっけなく負けてしまいました。この敗因は錦織の自滅と言えそうです。バウティスタはとにかくよく動き、ラケットに当てるだけのボールがラインぎりぎりに入るという良いテニスではあったのですが、錦織は打った瞬間にアウトとわかるようなショットやネットが多すぎました。

大坂の3回戦は元女王のビーナスウイリアムズとの対戦となりました。ビーナスは37歳になったのですが、まだまだ好調の様で19歳の大坂がどう挑むかが見所でしたが、期待を裏切らない良い試合となりました。

大坂は強打はあるのですがミスが多く、1,2回戦はやっと勝ったという状況でしたが、この試合はビーナスと対等に打ち合っていました。1セットはともに譲らずタイブレークとなりました。これは最初大坂がリードしたのですが、ビーナスのうまさが光り、大坂のミスも出て取られてしまいました。

2セットも大阪にしてはミスも少なく良いラリーになりましたが、やはりビーナスが一枚上手で、3-6で取られてしまいました。この2つの試合を見る限りでは、錦織は本当に復活するのか不安が残りましたが、大坂はこれからまだまだ伸びそうで、今後に期待できそうです。

これで日本人選手はいなくなってしまいましたが、男子は上位シードがほとんど勝ち残っており、4回戦以降が楽しみになっています。