ごっとさんのブログ

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ウインブルドンテニス決着

2017-07-18 10:29:37 | テニス
テニスの聖地といわれるウインブルドンテニスが決着しました。

やはり芝コートというのは選手に負担が大きいのか、準々決勝までに多くの選手が負傷して敗退したり棄権したりしています。こういった中女子では過去5回優勝しているビーナスウイリアムス37歳が、また男子では全仏オープンを欠場してまでこの大会に標準を合わせた35歳フェデラーが決勝進出を果たしました。

最近は各選手に専属トレーナーが付くなど、体調管理がしっかりしているため選手寿命が延びていることは確かです。男子はトップ20の中に非常に多くの30代の選手が並んでいます。その中でもこのフェデラーとビーナスはすごいというほかはありません。

さて女子はこのビーナスにスペインの14シードのムグルサが挑みました。彼女は怪我などでややランクを落としていますが、ウインブルドン準優勝や全仏オープン優勝の経験があり、23歳とまだ若く期待されている選手です。

試合が始まるととても女子とは思えないような鋭いショットの応酬となりました。さすがに動きはムグルサのほうが良さそうですが、ビーナスも一歩も引かず5-5まで進みました。ここでムグルサが待望のブレークをし、このセットを7-5で取りました。

このセットを落としたことでビーナスの集中力が切れたのか、2セットはミスが増えムグルサの一方的な展開となり6-0でムグルッサの初優勝となりました。女子は絶対的な女王と言える選手がおらず、トップの座も毎回変わっていますが、世代交代が進んでいることは確かなようで、ムグルサの今後の活躍が期待できます。

男子は7回も優勝している芝の王者とでもいうべきフェデラーに錦織世代のチリッチが挑みました。1セットは共に良いサーブや左右に振るショットで互角に戦っていましたが、終盤フェデラーがリードし、これをうまく保ち6-3で取りました。

2セットに入るとチリッチの動きが悪くなり、3-0とリードされた時点でトレーナーと医者が入ってきてチリッチの治療が始まりました。このような大舞台で思うようなテニスができない悔しさか、チリッチは治療を受けながら泣いており、棄権もありうると思っていました。

それでも続けましたが、このセットは6-1とフェデラーの一方的な展開で取りました。3セットはチリッチも痛み止めが効いてきたのか動きが良くなりましたが、この状態ではフェデラーを破ることはできず6-4でフェデラーの8回目の優勝となりました。

この大会フェデラーは7試合一つもセットを落とすことのない完全優勝と言えます。たぶんフェデラーは今後もこれと決めた大会にだけ出場するというスタイルになりそうですが、男子はまだ当分世代交代は難しそうな気がします。