少し時間が経ってしまいましたが、「禁煙学」の続きです。この本には喫煙の害を強調するためか、受動喫煙についてかなりの部分を割いています。このなかで死亡リスク率という数値が表になり、いろいろな危険因子と比較されています。受動喫煙の死亡リスク率は、10万人当たり8750人とされており一割近くになっています。これは排ガスによって死亡するリスクが435人とされていますので、20倍危険であるということのようです。いろいろ説明されていますが、この数値は受動喫煙になっている人は、約1割の人が受動喫煙が原因で何らかの病気になり、死亡する可能性があるということのようです。
この数値がどのような調査・研究から出てきたのか示されていませんが、明らかに奇妙な数字といえます。前にも書きましたが、私はもともと受動喫煙の害というもの自身疑いを持っています。これはタバコを吸うという行為を、科学的に考えると分かりやすいのかもしれません。
やや専門的になりますが、喫煙という行為はタバコに火をつけて煙を吸うことです。その時の燃焼温度は1000℃を超えるとされています。タバコの重要な成分がニコチンですが、これはやや揮発性の液体で、それほど熱安定性は高くなく、270℃前後で分解してしまいます。
ニコチンはタバコに火をつけるから出てくるわけではなく、タバコにもともと含まれている物質です。これは私の推測ですが、タバコの燃えている部分のニコチンは分解されますが、煙を吸うことによって、煙の通り道のタバコからニコチンが揮発し、それを吸うことでニコチンが体内に入ると考えられます。
受動喫煙の害は副流煙とされていますが、火のついたタバコの温度は700℃程度のようです。ですから副流煙中のニコチン量は非常に少なく、いわば焚火の煙とそれほど差がないといえます。この本では副流煙は7mまで広がるとされています。したがって受動喫煙を防止すためには、外でもこれ以上離れないといけないようです。しかし例えば1m離れたところで、どの程度の煙を吸ってしまうのかのデータはありません。たぶん測定の方法がないのかもしれません。つまり受動喫煙の害というのは、危険な量という定義は全くありません。たぶん1回でも煙を含んだ空気を吸うと、非常に危険な害があるという前提での議論になっているようです。
この本では、受動喫煙をしている人は、1日10本程度の喫煙者と同じ程度の、心筋梗塞などで死亡する危険があるなど、色々な数値が示されていますが、そもそもどういう状態を受動喫煙と呼ぶのかの定義もありません。
副流煙による受動喫煙の害という概念が、どこから出てきたのか、結局わかりませんでした。
この数値がどのような調査・研究から出てきたのか示されていませんが、明らかに奇妙な数字といえます。前にも書きましたが、私はもともと受動喫煙の害というもの自身疑いを持っています。これはタバコを吸うという行為を、科学的に考えると分かりやすいのかもしれません。
やや専門的になりますが、喫煙という行為はタバコに火をつけて煙を吸うことです。その時の燃焼温度は1000℃を超えるとされています。タバコの重要な成分がニコチンですが、これはやや揮発性の液体で、それほど熱安定性は高くなく、270℃前後で分解してしまいます。
ニコチンはタバコに火をつけるから出てくるわけではなく、タバコにもともと含まれている物質です。これは私の推測ですが、タバコの燃えている部分のニコチンは分解されますが、煙を吸うことによって、煙の通り道のタバコからニコチンが揮発し、それを吸うことでニコチンが体内に入ると考えられます。
受動喫煙の害は副流煙とされていますが、火のついたタバコの温度は700℃程度のようです。ですから副流煙中のニコチン量は非常に少なく、いわば焚火の煙とそれほど差がないといえます。この本では副流煙は7mまで広がるとされています。したがって受動喫煙を防止すためには、外でもこれ以上離れないといけないようです。しかし例えば1m離れたところで、どの程度の煙を吸ってしまうのかのデータはありません。たぶん測定の方法がないのかもしれません。つまり受動喫煙の害というのは、危険な量という定義は全くありません。たぶん1回でも煙を含んだ空気を吸うと、非常に危険な害があるという前提での議論になっているようです。
この本では、受動喫煙をしている人は、1日10本程度の喫煙者と同じ程度の、心筋梗塞などで死亡する危険があるなど、色々な数値が示されていますが、そもそもどういう状態を受動喫煙と呼ぶのかの定義もありません。
副流煙による受動喫煙の害という概念が、どこから出てきたのか、結局わかりませんでした。
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