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急な冷え込みで身体が不調「寒暖差疲労」のはなし

2022-10-30 10:31:21 | 健康・医療
朝晩の冷え込みはだんだんきつくなっていきますが、日中との温度差や日によって違う気温によって「寒暖差疲労」が出ることがあるようです。

私は少し変わった体質のようで、寝ているときに十分温まっていると、朝起きたときに寒さを感じることがありません。ですから起きるとき寒くて布団から出るのがつらいなどという経験はありません。

ただ身体は寒さに備えるようで、パジャマのままうろうろしていると鼻がグズグズしてくしゃみが出たりしますので、必ず上着を着ています。この寒さを感じないというのは、起きてから1時間以上続きますので実質的にどんなに寒い朝でも問題がないという得な体質となっています。

さてこの時期は晴れると朝は放射冷却によって寒くなり、昼間は日差しで暑いくらいになるという寒暖差が大きくなってきます。

寒暖差が大きいと、倦怠感や肩こり、頭痛、めまい、不眠などの症状が出やすくなり、これを寒暖差疲労と呼んでいます。これは5〜7度の寒暖差は注意が必要で、7度以上の寒暖差は危険とされていますが、この時期はこの程度は普通の気がします。

寒暖差が大きいと体温調節する自律神経の機能が乱れ、これが体調不良の原因となるようです。夏に汗を十分かいていない人は、この自律神経が衰えている可能性があり特に注意が必要とされています。

自律神経はレバーのような役割をしており、暑い時には体温を下げようと血管を広げたり、筋肉を緩めることで熱を逃がそうとします。寒い時には体温を上げようと血管を収縮させ、筋肉を固くすることで熱を逃げないようにします。

寒暖差が大きいとレバーの役割を果たす自律神経は過剰に働き、それが疲労に繋がってしまうことになります。これを防ぐためには「自律神経のトレーニング」が重要なようです。

例えば・適度な運動で汗をかく、・入浴で汗をかく、・過度な暖房を控えて寒さになれる、といった簡単なことでも鍛えられるとしています。過度な暖房で気温を一定に保つことは、自律神経の衰えに繋がりますので、寒さに体を徐々に慣らすことで適度に自律神経を使った方がいいようです。

夏には熱中症対策として「暑熱順化」という体を暑さにならすことが重要です。それとは逆にこれから本格的な寒さを迎える前に、寒さに体を慣らす準備をしておくというようなことです。

結局寒暖差疲労に対処するこれといった方法はないようですが、私のように引退していると外に出ることも少なくなっていますので、あまり気にすることも無いのかもしれません。


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