ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

獣医師の珍しい有効な治療法

2021-02-23 10:03:12 | 
昨日が猫の日ということもあり久しぶりにネコの話ですが、コブンというネコが甲状腺機能亢進症になってしまったことはこのブログでも書いています。

コブンはもう15歳ですが、ネコは高齢になり病気があったりすると口の中が赤くはれる口内炎か歯肉炎になることが多くなってしまいます。

この対処法としてはステロイドを飲ませたり、ぐらぐらになった歯を抜くぐらいしかありませんでした。家でも腎臓が悪くなったネコなどこの症状が出て、ただでさえ食欲がないのに全く食べなくなってしまったことが何度かあります。

今年に入ってからコブンにこの症状が出てしまいました。食べる気はあるのですが、口の中に入ると痛いようで食べながら「ギャー」と鳴いたりしていました。

当然獣医さんに連れて行ったのですが、麻酔をかけて歯を抜くしかないといわれ、もう高齢であることから麻酔で命を失うことがあると警告されていました。

コブンの甲状腺機能亢進症は徐々に体重が減ってくるのですが、最大で6キロ近くあったのが現在では3.8キロまでやせ、ガリガリになってしまいました。エサを食べようとはするのですが、口の中にあまり入らず痩せ方がひどくなってきてしまいました。

処方されたステロイドを飲ませても、ほとんど状況は変わらずかなり弱ってきた感じで自分の寝床からあまり出なくなってしまいました。

この少し前に家から車で10分もかからないところに新しい動物病院ができましたので、藁にもすがる思いでその病院に連れていきました。若い先生でしたが今までの血液検査結果を見て、同じように薬を飲ませることになりました。

口の中はちょっと見ただけで歯を抜いても良くならないからといって、歯茎に直接注射をしてくれました。今まで多くの獣医さんに行っていましたが、歯茎に注射という治療は初めてでした。

この獣医師は口腔外科が専門のようで、最近出てきた治療法とのことでした。コブンは大変だったかもしれませんが、帰ってしばらくすると痛みがなくなったのかかなりたくさん食べていました。

その後の行動はすっかり元気になり、あまり自分の寝床では寝ずいつものコブンらしくうろうろいたずらをしていました。そして3日後に体重を測ってみると、病院で3.75キロだったものが何と4.0キロに復活していました。

コブンは甲状腺の病気が分かって以来徐々に体重は減少して、増えるということは一度もなかったのに、やはり普通に食べられるということは大きな変化のようです。

やはり獣医の世界でも新しい治療法や薬も出ているようで、若い医師ということで少し不安視していましたが治療してもらって本当に良かったと感謝しています。


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