日常的にタバコを吸う人は吸わない人に比べ、交通事故で死亡するリスクが高いとする研究結果を東北大学が発表しました。
研究グループは茨城県の40歳以上の健康調査データを用いて、男性約3万3000人の喫煙習慣と交通死亡事故について調べました。その結果、1日20本以上タバコを吸う人は吸わない人に比べて交通事故で死亡する危険性が1.54倍に高まることが分かりました。
研究グループは、運転中にタバコを吸うことで事故につながっているケースが多いのではないかと分析しています。
私としてはついに喫煙と交通事故という因果関係がなさそうなところまで、喫煙の害を強調する研究が出てきてしまったかという感じです。もちろんこの研究はまじめなものであり、嫌煙権活動とは無関係なものであることは確かだと思います。
今回の結果を細かく見ていくと、この死亡事故に遭うリスクをタバコを吸わない人を1.00とすると、昔吸っていたがやめた人1.13、20本未満の喫煙者1.32、20本以上の喫煙者1.54となっています。
これは多くタバコを吸う人ほどリスクが高まるという結果になっていますが、おかしな点もいろいろありそうです。例えば昔吸っていたが今は止めている人は、吸わない人と完全に同じにならなければいけないはずです。
また交通事故での死亡という定義は、運転中の事故だけではなく歩行者や同乗者、さらに言えば電車や水上交通などの事故も入っていますので、喫煙との因果関係はより少なくなっているはずです。また喫煙本数と死亡事故リスクと関係があるとも思えません。
この結果を統計処理前に実数で示します。交通事故による死亡は、男性の非喫煙者では7,355人中31人、過去喫煙者では9,115人中46人、20本未満の喫煙者5,125人中29人、20本以上の喫煙者11,403人中62人となっています。
また女性非喫煙者では59,832人中127人でしたが、喫煙者群は約4,000人と人数が少ないこともあり誰も死亡しなかったため除外されています。この結果は男女合わせると全く違ってきそうです。
もともと喫煙と交通事故の関連を調べるのに、男女を分ける必要性もないような気がします。今回の研究は20年間の継続調査ということですが、都合のよい数値だけを取り上げているような気もします。
こういった研究結果を別に否定するわけではありませんが、こういった結果から運転中の喫煙を規制するといった変な動きにならないことを祈っています。この研究グループは、運転中の喫煙を規制すべきと述べていますが、そのためには運転中の死亡事故の件数などを正確に把握してからすべきことのような気がします。
まあ今回の研究は偶然の結果と見るのが正しいと思っています。
研究グループは茨城県の40歳以上の健康調査データを用いて、男性約3万3000人の喫煙習慣と交通死亡事故について調べました。その結果、1日20本以上タバコを吸う人は吸わない人に比べて交通事故で死亡する危険性が1.54倍に高まることが分かりました。
研究グループは、運転中にタバコを吸うことで事故につながっているケースが多いのではないかと分析しています。
私としてはついに喫煙と交通事故という因果関係がなさそうなところまで、喫煙の害を強調する研究が出てきてしまったかという感じです。もちろんこの研究はまじめなものであり、嫌煙権活動とは無関係なものであることは確かだと思います。
今回の結果を細かく見ていくと、この死亡事故に遭うリスクをタバコを吸わない人を1.00とすると、昔吸っていたがやめた人1.13、20本未満の喫煙者1.32、20本以上の喫煙者1.54となっています。
これは多くタバコを吸う人ほどリスクが高まるという結果になっていますが、おかしな点もいろいろありそうです。例えば昔吸っていたが今は止めている人は、吸わない人と完全に同じにならなければいけないはずです。
また交通事故での死亡という定義は、運転中の事故だけではなく歩行者や同乗者、さらに言えば電車や水上交通などの事故も入っていますので、喫煙との因果関係はより少なくなっているはずです。また喫煙本数と死亡事故リスクと関係があるとも思えません。
この結果を統計処理前に実数で示します。交通事故による死亡は、男性の非喫煙者では7,355人中31人、過去喫煙者では9,115人中46人、20本未満の喫煙者5,125人中29人、20本以上の喫煙者11,403人中62人となっています。
また女性非喫煙者では59,832人中127人でしたが、喫煙者群は約4,000人と人数が少ないこともあり誰も死亡しなかったため除外されています。この結果は男女合わせると全く違ってきそうです。
もともと喫煙と交通事故の関連を調べるのに、男女を分ける必要性もないような気がします。今回の研究は20年間の継続調査ということですが、都合のよい数値だけを取り上げているような気もします。
こういった研究結果を別に否定するわけではありませんが、こういった結果から運転中の喫煙を規制するといった変な動きにならないことを祈っています。この研究グループは、運転中の喫煙を規制すべきと述べていますが、そのためには運転中の死亡事故の件数などを正確に把握してからすべきことのような気がします。
まあ今回の研究は偶然の結果と見るのが正しいと思っています。