山登りとバイクの旅

山の写真、山行、バイクツーリング

黒部峡谷温泉登山(阿曽原・黒薙温泉)2日目

2010-10-31 21:29:13 | 富山県の山
10月29日(金) 黒部峡谷 阿曽原温泉往復 2日目 行動時間6時間半 天気 くもりのち晴れ

雨は朝まで降り続き小屋へ泊まって本当に良かった。しかも朝まで熟睡イビキが気になったが
テントで寝ていたら雨の音が朝までして寝た気はしなかっただろうと思う・・・
BS2の天気予報では今日は晴れ間がのぞく天気

紅葉を見ながら峡谷を下りて行けるぞーと遅めの7時半に小屋を後にする。

<テンバは一人撤収準備>

昨日は4張りくらい雨の中テントを張っている人がいた。
軟弱な私たち、こんな状況でもテントを張れたらどんな状況でも
今度は張れると思う。

<小屋を後に>

昨日はここから小屋がとても遠く感じたが、今日は初めの登りをつめてあっという間に到着
食料も減ったし荷物も少し軽くなった。
今日は先頭交替で前を歩いているので始めはゆっくり汗をかかない様に!

<紅葉もすぐそこまで>

峡谷の紅葉は谷に囲まれているので他の山よりも紅葉が遅い見たいだー
阿曽原から上に向かう人は、まじかで紅葉が見れたようだが・・・
登山道はより上が紅葉の前線見たい。

<折尾ノ滝も紅葉>

やっぱり天気が良いと快調に歩ける。
そしてテンションは高い!
先頭を歩いているのでガシガシ歩いて写真を撮って他の人を待つパターンで
ペースを調整 山は四季折々の顔があって楽しませてくれるので何度来ても
感動がある。

<折尾谷の一枚岩>

この一枚岩カッコいいですね。
なんかヨセミテぽくって・・・行ったことないけど、イメージですが!

<大太鼓と黒部の怪人>

奥鐘山西壁?!
ここを登るというのだから凄い。私なら登ったら下りて来れないなー
大太鼓ではザックが当たり下に落ちる可能性もあるので注意が必要

<志合谷のトンネル内>

昨日来た道を帰るので、記憶がプレーバックしていく。
昨日はヘッドライトなしだったので今日は準備トンネル内が良く見えた。
ヘッドライトに光る白いモノ幻想的でした。(何なんでしょう?)

<久しぶりのどん兵衛>

今回リーダーが食料まできっちり買出しに行ってくれて登山当日朝に食料を小分けして
配布されたどん兵衛 日本一のV字谷でニッポンのうどんなかなか絵になっている(良いコンビ)

復路は天気に恵まれまた来た時と違った景色に感動しがら歩けたので
凄く充実の復路でした。時間は行った時と変わらなかったが充実度は高かった。

阿曽原を早く出て来たので欅平へ2時過ぎに到着
1本目は満車でトロッコへ乗れず2本目で黒薙温泉へ

<いざ黒薙温泉へ>

駅から20分ほど歩いて行くと秘境温泉へ
どんな所かワクワクでひと山越えて見えてくる1軒宿
宇奈月温泉の源泉はここから長い配管で送られている。
河原から温泉が湧き出ておりこっそり歩いたらやけどしそうでした。

<ビールを持って露天風呂へ>

宿へ到着してすぐに混浴大露天風呂へ
残念な事にこの日は女性客はいませんでしたが、暗くなったらよくわからないので
問題なさそうです。着替える所は男女あるのでタオルを巻いていればOKでしょー

ひとっ風呂浴びたら夕食
山の幸、岩魚の塩焼きにと骨酒が進むわー・・・
断酒していたせいか、昨日もかなり飲んだが朝まで引きずることなく
肝臓が久しぶりのアルコールを素早く分解してくれてるおかげか?
酒を飲んでも、赤ワインを飲んでも悪酔いをすることなく
食事後は二つ目の露天風呂天女の湯へも入り温泉三昧

さすがに9時には布団に入って寝たがこの日も朝まで熟睡でした。

登山の後に温泉宿へ宿泊なんぞ贅沢な山行だったがいい経験をさせてもらった。
ここは家族で来ても楽しめる所なのでぜひ再訪したいですね。

黒部峡谷温泉登山(阿曽原・黒薙温泉)

2010-10-31 09:35:02 | 富山県の山
10月28日(木) 黒部峡谷 阿曽原温泉往復 1日目 行動時間6時間半 天気 雨

会社を2日も休み5人で山へといつもと違うスタイルでの今回の山行
今年還暦を迎える2人を黒部峡谷へ連れて行こうの企画に呼び出されて
行ってきましたが、台風は接近、初日は雨と厳しい条件での登山でした。

連れていく約束に登山靴とゴアテックスのカッパを買うの条件だったらしいが
ほんと揃えてもらって良かったと思った。

雨の中テンション下がりのトロッコ電車
寒いので追加料金だしてのリラックス車で宇奈月~欅平
寒いのでホットなお茶を買って飲んだらコトコトゆられる電車でぼうこうが破裂しそうになり
久しぶりに我慢の限界を体験した。
<始発7時32分のトロッコ>

この前の工事車両トロッコは人が多かったがこの電車は人が少なくトロッコ車両1台貸し切りで
乗れた。

<エメラルドグリーン黒部川>

この辺までは景色を楽しめたが、約1時間20分ゴトゴトと揺られる電車に
寒さもあり刺激されたぼうこうが破裂寸前まで揺らされた。

<急登を登り水平歩行開始>

欅平駅へ今回ドタキャンになってしまった人からの差し入れワイン2Lを
コインロッカーへ預けて登山道へ
いきなり急登が始まり4、5人用のテント持参の私は20kgオバーの荷物を
荷上げになり汗だくになりながら最後尾を追いかけて登る。

約1時間ほどで水平歩行開始ポイントへ
雨が降りしきるなか、雲で周りは何も見えなく黙々と歩きはじめる。
蜆谷の1個目のトンネルを過ぎて2個目のトンネルで昼休憩
こっちのトンネルの方が間口が大きく休憩はしやすいが
下は濡れていたが雨はしのげた。
阿曽原から下山の登山者もここらへんでかち合う場所
(志会谷のトンネル内でかち合うと待ち時間が増えそう)

<志会谷手前>

水平歩行を歩いてこの日一番の感動的な場所
山の対面に1本長くつづく水平道
V字谷を歩いている感じがするポイントです。
この辺りを通る時雲が少し切れてこの日一番のテンションUPだった。

<対面を歩行する先行者>

水平道と谷のラインが十字に見えるポイント
そこを歩く登山者なかなかのグットタイミングな写真
この後志会谷のトンネルはヘッドライトを出すのがめんどくさく小さいランタンが
すぐに出たのでこれで進んだが暗く怖かった。
ザックはトンネルの上に当たは中腰でずーと進んでいたら腰が痛くなった。
(ヘッドライトは必需品です)

<本日の核心部、大太鼓>

ここを通過するときは雲が掛っていたのであまり高度感がなく
ここが大太鼓かくらいだった。

雨にやられて歩くのが嫌になり、これでまだ小屋まで半分と聞くだけで
ヤレヤレと思う方が大きかった。

折尾谷を過ぎて5人が二つに分かれ始めてサポート役になっる。
途中で足が痛いと言いだし、足がつったかなと思ったが本人いわくアミノ酸を飲めば
大丈夫、すぐに良くなるとだましだまし進む。
小屋まであと1時間くらいと励まし、小屋が見える谷から小屋まで長かったが
なんとか4時前に小屋に到着した。
ゆっくり歩くのも疲れる。早く歩けるなら歩いて早く休む方が一番楽だと実感した。

夕方になって雨が本降りになり、歩いている途中からテント泊は止めて小屋へ素泊まりする事しか
考えずリーダーを説得、暖かい小屋で酒を飲む楽しみだけを思って歩いた。

<雨の中の露天風呂>

夕方5時から女性風呂になるので急いで露天風呂へ
雨なので入りたくはなかったがせっかく来たし、体が冷たいので小屋の傘を借りて
5分ほど下った露天へ。蒸気が噴き出すトンネル内の板の上で着替えをして温泉へドボン
すきっ腹で紙パックの日本酒をストローでイッ気
帰りの登り返しがエラくてフラフラだった。

小屋には乾燥室がありストーブがあったが乾きが悪く
カッパ以外はぜんぜん乾いていなかった。

そして夜に事件が布団に入った客の一人が両足こむら返りに!
なんか30分以上つづきポカリに湯たんぽの看病してもらったそうだー

この話を我がパティーの早く寝た人にしたら、ワシもなって一人で布団の中で我慢したのに
大声出せば看病してくれたのかとー

疲れた冷えた体に湿った布団はこむら返りになり易いみたいなので注意が必要
雨に日の登山は体力の消耗も激しい事が分かっので着替え体を冷やさない事に気を付けた方が
良いと思った。

2日目ににつづく・・・