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ルールとマナー

2011-05-18 17:40:00 | ニュース
Hinomaruルールとマナーというのは一見すると似ているんだけど、
実はちがうものである。
それぞれを日本語に置き換えると、
ルールは規則であり、マナーは常識だったり良識だったりということになる。


規則とは、何らかの枠組みをある自由な状態の中に適用することで、
人間の行動範囲を制限するもの。
常識だったり良識だったりというのは、人間社会の中で、それぞれの社会が作り上げていく、
健全な社会人なら持っているはずの(ことが要求される)、ごく普通の知識・判断力である。


大阪府の橋下知事が、君が代斉唱時に起立しない教職員を「辞めさせる」とした自身の考えに関し、
免職処分の基準を定めた条例案を議会で審議する意向を表明した。
当然ながら、波紋が拡がっている。


国旗に礼をしたり、国歌斉唱時に起立するというのは、
いうまでもなくインターナショナル・マナーだ。
前述の定義でいえば、常識や良識の範囲に属している。
常識や良識のない人が教育をする側にいるというのは、いかにもヤバイ。


こういうことを法制化するのには多少の違和感を覚えるけど、
二者択一ならば、僕は橋本知事を支持する。
これを、僕を、ファッショという人もいるだろう。


しかし、橋本知事は同時に、
免職になるルールを作った後は政治が介入せず、
どういう職務命令を出すかは学校現場に任せればいいと述べた。
つまり最終的な処分の判断は、学校側に委ねるということ。


国旗や国歌に対する儀礼をすぐに軍国主義に結びつける、
その単純な思考法こそが、教育者としてもっとも NG な部分だと思うのだけど。
とにかく、ことの賛否や善し悪しはべつにして、
コノテの輩は「(個人の)自由」をはき違えてることだけはまちがいない。