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イギリスのロバート・ベーデン・パウエル卿が、1907年にブラウンシー島で20人の少年と実験キャンプをおこなったのが始まりとされ、翌1908年に本格的な運動が開始されました。
パウエル卿はボーア戦争に従軍したときに少年兵の活躍する姿に触発され、また北米の「ダニエル・ブーンの子」(アメリカの自然誌画家ダニエル・C・ビアードが創始)や「ウッドクラフト・インディアンズ」(イギリス出身のカナダ人作家シートンが創始)というグループ活動にヒントをえたといわれています。
わが中津市には、ボーイスカウト中津第8団があり、1977年に設立され、現在では大分県最大の団となっています。
設立にあたって、中津 JC (青年会議所)が積極的にコミットしたことは、現在の JC メンバーには意外と知られてませんよね。現に、中津 JC の運営規定の細則第13条に、中津 JC の育成支援団体のひとつとして、ボーイスカウト中津第8団の名前が明記されています。
ボーイスカウトの組織は年功序列じゃなく階級制で、その頂点が「富士スカウト」と呼ばれる「富士賞」を受賞したスカウトです。
この富士スカウトはだれでも簡単になれるものではなく、スカウトとしての知識・技能だけじゃなく、人間としての品性や品格まで問われるきびしい審査があり、年間40名前後の受賞者しかいません。しかも、その授賞式は首相官邸でおこなわれ、内閣総理大臣から激励のことばをいただけるんです。
中津第8団の28年の歴史のなかで、この栄光の富士スカウトが、たった1人だけいます。
もちろん、僕じゃありません。
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