![Baseball Baseball](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/87/dd54895ffb21707dde518e0a845cb6cc.jpg)
近ごろメディアを賑わせている特待生問題。
高野連の対応が二転三転したり、大学野球連盟との対応が分かれたり、
選手自身ではどうしようもない問題で、アマ球界に激震がつづいている。
いわゆるオトナの都合で、子どもたちが翻弄されている格好だ。
高校野球における特待生制度は、
四捨五入すると、高校野球に力を入れているすべての学校にあったといっていい。
高野連も、ある程度(もしくは相当程度)知っていたと思う。
高野連の役員って人たちの社会的地位や経歴は知らないけど、
すくなくとも野球を愛し、かつてはプレイヤーだった人たちでしょう。
だから今回の対応も、彼らなりに真剣に議論した結果だと思う。
それでも、今回の対応には及第点はあげられない。
今回の一連の騒動をキッカケに、日本の野球を野球界全体で抜本的に見直してほしい。
まず、野球組織の一本化。
アマとプロが完全に分離されてるだけじゃなく、アマ球界も複雑極まりない。
(財)日本学生野球界、(財)日本野球連盟、全日本アマチュア野球連盟、(財)日本高等学校野球連盟、(財)全日本大学野球連盟。
これじゃあ、フットワークが悪いのもうなずける。
サッカーの JFA ように、同じ傘の下にプロ・アマとも組織されるべきでしょう。
そして、日本学生野球憲章。
この例えはどうかと思うが、
少年法が時代にそぐわなくなっているように、野球憲章も現在の実態に即してないのではないだろうか?
そもそも、他のスポーツでは認められている特待生制度が、どうして野球では NG なのか。
ここのところの議論がなされてないように思う。
高校野球は、高校球児のもの。
小手先の対応じゃなく、
すべての選手、すべてのファンのための抜本的改革の議論をスタートさせる時期にきている。