還暦のオオカミ親父

今朝早朝は半信半疑の夢見心地だった、まるでマヒ手足が完治したような回復の感覚だったから。
起床後は身体が若干軽い感はするけど、目も耳もほとんど変化はないし、いくら期待しても多分それは有り得ないハズ。

　ウイスキーがお好きでしょ

午前のリハビリを終えて、
体幹ツイストをすると背骨の不安定さが昨日より小さく、足踏みでも両手の手摺の握り締め加減が昨日より楽だった。

明け方のふとんの中で経験する逃げ水のような回復感覚。
もう15年以上にもなるので、所詮『逃げ水』と骨身に滲みていそうなものだけど、
今朝のふとんの中では本当に完治したと思った。
そう思ったぶん反動というか落胆も、今朝のはホント大きかった。

倒れて1，2年目のこと、
明け方にふとんをガバっと跳ね除けて、『オレ、治ったかも知れない』と月に1，2回言うものだから、
最初のうちは一緒に喜んでくれてたお銀も、しまいには目に憐れみを浮かべるようになり、
私もいつしかダンマリを決め込むようになった。
そんな脳幹出血ベテランの中高年オヤジでも、
今朝はホント治ったように首も肩も尻も軽かったし、手のひらの接触感なんて良いほうと同じだった。
ふとんの中で何度も頬を抓って試したけど、ふとんの中では治った感覚だったなぁ～
（ちょっと未練たらしいけど）