こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

渋谷陽一  「私が私であることの不快感」

2005-07-24 03:38:18 | 詩、セリフ・・・そして、コトバ
作品集「音楽が終わった後に」(1973~1979評論集)より

「・・・私をロックやその他の表現に向かわせるものは何なのか。
最近読んだ文章の中に「私が私であることの不快感」というフレーズがあった。
私の基本的な精神のあり方を、いたって文学的に表現するならそういうことになる。
今まで不安とか苦悩といった言葉にどうもなじめなさを覚えていたが、今のいたたまれなさを表現するにはこの不快感という言葉が一番しっくりすつようだ。

私たちの存在の不幸は、神に等しい無限大の想像力と限界だらけの肉体を持ったことにあるのではないか。私たちの精神はひたすら不可能性へ向けて止まることのない想像力を働かす。
その時に生じるいいようのない不快感と、目まいにも似た感覚は、私たちの具体的な存在と想像力との亀裂に落ちた時の落下感覚である。

想像力はひたすら不可能性へと向かう。白紙を前にしているのだから何でも描ける。
しかし私たちの存在そのものは数々の条件に規定され身動きできないようになっている。
もしもそこに想像力の位置転倒が起こったとしたら、存在そのものの変革がなされるわけである。
私達はそこへ向かわねばならない。」
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高橋幸宏 震える惑星(ほし)

2005-07-24 03:06:05 | 詩、セリフ・・・そして、コトバ
作詞:森 雪之丞
作曲:高橋幸宏

百億の想いを抱いて
闇の彼方に消えればよかった
僕は誰? 削がれた耳で
まだ君の嘘 聞こうとしてる

傷ついてから 愛された
震える惑星(ほし)の上に立ち

声にはならないけれど
僕達は叫んでる

一筋の 光が見えて
つらい夢から 今目覚めたんだ
君は誰? 天使じゃないのに
血の滲む骨に 頬擦りしてる
壊れかけてる 惑星(ほし)に住んで
壊れかけてた 君と僕
優しく ずっと君が
みつめててくれるなら
優しく ずっと君が
微笑んでいるはずさ
声にはならないけど
僕達は 叫ぶ・・・・

1991年3月20日発売 高橋幸宏「A DAY IN THE NEXT LIFE」より
コメント (1)
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