「フォトムジーク」のタイトルに募集してくれた人の中で、
面白かったタイトルをつけてくれた5人の一般の人を呼んだ回。
まるで「YOU」のような感じで進行される。
みんなあれから24年後の今頃、どこで何をやっているんだろうか・・・・?
知りたいところです・・。
◆「電気的胎児の鼓動 エレクトリック ベイブ ドキドキ」ニレイリエさん(大田区 20歳)
絵を描くのが好きで絵の予備校生に通っていたという彼女。3回も芸大を受けて落ちたという。
ケチャップをかけたキューピーちゃんと春菊をモチーフとして描いた油絵から、このタイトルを考えたという。
彼女がジャパンのスティーヴのファンだという話から「矢野顕子に、ジャパンにバックをして欲しいと頼まれている」と教授が言う。
「もしかするとそうなるかも・・・」という話は、翌年、「愛がなくちゃね」で実現した。
1・不明 プラスティックスがやっているみたいな曲。
◆「マブゼ博士の憂鬱な舞踏」クラモトタカシさん(大田区 高校2年生)
壁に足を乗せてラジオを聴いていて、思いついたから、このタイトルをハガキに書いたという。
「壁に足を乗せてラジオを聴く」なんて、なんかすごく懐かしい感じがした。
サイケデリック・ファーズのようにサックスが入っている音楽が好きという彼。高校2年生にしては、落ち着いた知的な感じの人だ。
そりゃそうだわな、全員に共通しているが、知性の無いバカが「坂本龍一のサウンドストリート」を聞く訳は無いわな。
2・ハイスクール・ララバイ イモ欽トリオ【写真】
◆「うるわし」トヨダミワコさん(港区高輪 中学3年生)
昭和41年生まれ!私「かたちんば」と同じじゃん!ガーン!
暗かった少年だった私は、この明るい少女の詩が大好きだった(今も好きだが)
「カラダを黒く塗った僕は
猫になって
夜の散歩と
しゃれこんでみるのです
月が光る
青く光る
闇がごうっと迫ってくる
いつもの散歩道は
なぜか金色に光って
天まで尾を伸ばしている
冷たいビル街は陽気になり
はやりのロックを踊りだす
闇が包むものは全てうるわし
黒い僕にもいつしか
羽をつけてくれたこの夜
あの快感が忘れられなくて
今夜も僕は猫になり
夜の散歩へ出かけるのです
ああ、ここはうるわしの街
今日も、うるわしの夜
ここから当分離れられない」
新宿のビル街をイメージしているという。
「まだ新宿には行った事が無いけど」という発言にガーンと驚いた。
少女漫画家を目指していた教授は、彼女が何のマンガを見ているの~と関心を示す。
彼女の質問がまたすごい。
「千のナイフ」のメロディーは「見~い~ちゃった見~い~ちゃった せんせいに言ってやろ」というのにそっくりといい、「盗作じゃなんですか」という質問。
「一応、僕のオリジナルです」と答える教授。
3・不明 ダブ
◆「革命分析」(ダブ・バージョン)オオツカタカコさん(神奈川県 中学生)
この人も、中学生とは思えないような、しっかりした方だったが、真っ正直に「教授のオンガクを聴くと何か分かるような気がするんですが、しゃべるのを聞くと何を言いたいのかがわからなくなっちゃうんです。」という発言に、ズルッとイスからころげ落ちる。
4・坂本龍一・カクトウギセッション 「Sleep On My Baby」
◆「フォトムジーク」カネタカトシノブさん(静岡市ハットリ 29歳)
この方、非常に味のあるイイ人で、余りに教授との会話が面白いので、細かく載せます。
カネタカさん「教授と同じ昭和27年生まれです。」「7月10日生まれです。」
教授 「じゃ、幸宏と同じくらいだな・・。」
カネタカさん「いや、彼より遅いんじゃないかな・・。いや、彼なんて・・・」
教授 「いいですよ、彼で。ユキヒロでいいですから。」
カネタカさん「(焦って)ああ、そうですか」
教授 「かしこまってますねえ」
カネタカさん「私、ひじょうに、気が小さいオトコで。」
教授 「(笑い)いや、何言ってんですか。」
教授 「カネタカさんは僕と同じ29歳。
字を見て15から6歳くらいの高校生のカメラマニアの男の子かなあって思ってましたけど・・。
すごく少年のようなところがあると思うんですが・・。」
カネタカさん「ひじょうにコドモっぽいというか、精神的に若いと思っていまして。」
教授 「(急に声を大きくして)やっぱりそうですか!」
カネタカさん「いつまでも若くありたいと思ってまして。」
教授 「ご結婚なさってますか?」
カネタカさん「いや、まだ、残念ながら・・・募集中です。」
教授 「募集中です!!募集してます!この方はイイ方です」
「小学校の先生なんですか?」
カネタカさん「はい、そうです。」
教授 「ちょっと、自己主張してくださいよ。」
カネタカさん「いや、、、別に無いですけど。。みなさん元気でやってますか。」
(あたりに、ドカンドカン笑いを耐えるすすり笑いが聞こえる)
カネタカさん「困っちゃったなあ。。別に無いです。」
教授 「こういうところに来るのは初めて?」
カネタカさん「はい、初めてです。とにかくイナカモンですから・・・。恥ずかしいです。」
教授 「イナカモンが恥ずかしいってことないですよね。」
カネタカさん「いや、わたくし、新しもん好きなので。やっぱ、東京はいいなと思って。」
教授 「(ついに大爆笑)ハハハハ!新しもの好き!」
カネタカさん「だから、教授のオンガク、大好きなんです。」
教授 「(苦笑)新しいから好き?ああ。ああ、そうか・・・。」
カネタカさん「わたし、シュトックハウゼンとか、ああいうの好きなんですよ。」
教授 「ああ、そういうの、好きなんですか。じゃあ、ポップスも・・」
カネタカさん「ええッポップスも好きなんですけど・・。教授が紹介してくれるの、だいたい好きなんです。ああ、Visageなんか。」
教授 「余り幻想に酔っちゃいけませんよ。」
カネタカさん「どうも幻想に酔ってばかりで、現実を直視出来なくて・・。」
教授 「もう29歳なんだから。」
教授 「”カメラのファインダーを覗くとこんなオンガクが聞こえるような気がします”これに僕はシビレちゃったんですよ。」
カネタカさん「実際、その通り。北の方の窓を見ていたら本当にそんな感じがして・・。」
教授 「ファインダーを覗くって気持ちいいことですか?」
カネタカさん「ええ、いいですね。快感があって。
で、案外撮って現像してみると、そうたいしたことなくてがっかりしちゃう。」
5・坂本龍一 「フォトムジーク」
カネタカ先生ももう53歳。今、どうしているんでしょうねえ。
面白かったタイトルをつけてくれた5人の一般の人を呼んだ回。
まるで「YOU」のような感じで進行される。
みんなあれから24年後の今頃、どこで何をやっているんだろうか・・・・?
知りたいところです・・。
◆「電気的胎児の鼓動 エレクトリック ベイブ ドキドキ」ニレイリエさん(大田区 20歳)
絵を描くのが好きで絵の予備校生に通っていたという彼女。3回も芸大を受けて落ちたという。
ケチャップをかけたキューピーちゃんと春菊をモチーフとして描いた油絵から、このタイトルを考えたという。
彼女がジャパンのスティーヴのファンだという話から「矢野顕子に、ジャパンにバックをして欲しいと頼まれている」と教授が言う。
「もしかするとそうなるかも・・・」という話は、翌年、「愛がなくちゃね」で実現した。
1・不明 プラスティックスがやっているみたいな曲。
◆「マブゼ博士の憂鬱な舞踏」クラモトタカシさん(大田区 高校2年生)
壁に足を乗せてラジオを聴いていて、思いついたから、このタイトルをハガキに書いたという。
「壁に足を乗せてラジオを聴く」なんて、なんかすごく懐かしい感じがした。
サイケデリック・ファーズのようにサックスが入っている音楽が好きという彼。高校2年生にしては、落ち着いた知的な感じの人だ。
そりゃそうだわな、全員に共通しているが、知性の無いバカが「坂本龍一のサウンドストリート」を聞く訳は無いわな。
2・ハイスクール・ララバイ イモ欽トリオ【写真】
◆「うるわし」トヨダミワコさん(港区高輪 中学3年生)
昭和41年生まれ!私「かたちんば」と同じじゃん!ガーン!
暗かった少年だった私は、この明るい少女の詩が大好きだった(今も好きだが)
「カラダを黒く塗った僕は
猫になって
夜の散歩と
しゃれこんでみるのです
月が光る
青く光る
闇がごうっと迫ってくる
いつもの散歩道は
なぜか金色に光って
天まで尾を伸ばしている
冷たいビル街は陽気になり
はやりのロックを踊りだす
闇が包むものは全てうるわし
黒い僕にもいつしか
羽をつけてくれたこの夜
あの快感が忘れられなくて
今夜も僕は猫になり
夜の散歩へ出かけるのです
ああ、ここはうるわしの街
今日も、うるわしの夜
ここから当分離れられない」
新宿のビル街をイメージしているという。
「まだ新宿には行った事が無いけど」という発言にガーンと驚いた。
少女漫画家を目指していた教授は、彼女が何のマンガを見ているの~と関心を示す。
彼女の質問がまたすごい。
「千のナイフ」のメロディーは「見~い~ちゃった見~い~ちゃった せんせいに言ってやろ」というのにそっくりといい、「盗作じゃなんですか」という質問。
「一応、僕のオリジナルです」と答える教授。
3・不明 ダブ
◆「革命分析」(ダブ・バージョン)オオツカタカコさん(神奈川県 中学生)
この人も、中学生とは思えないような、しっかりした方だったが、真っ正直に「教授のオンガクを聴くと何か分かるような気がするんですが、しゃべるのを聞くと何を言いたいのかがわからなくなっちゃうんです。」という発言に、ズルッとイスからころげ落ちる。
4・坂本龍一・カクトウギセッション 「Sleep On My Baby」
◆「フォトムジーク」カネタカトシノブさん(静岡市ハットリ 29歳)
この方、非常に味のあるイイ人で、余りに教授との会話が面白いので、細かく載せます。
カネタカさん「教授と同じ昭和27年生まれです。」「7月10日生まれです。」
教授 「じゃ、幸宏と同じくらいだな・・。」
カネタカさん「いや、彼より遅いんじゃないかな・・。いや、彼なんて・・・」
教授 「いいですよ、彼で。ユキヒロでいいですから。」
カネタカさん「(焦って)ああ、そうですか」
教授 「かしこまってますねえ」
カネタカさん「私、ひじょうに、気が小さいオトコで。」
教授 「(笑い)いや、何言ってんですか。」
教授 「カネタカさんは僕と同じ29歳。
字を見て15から6歳くらいの高校生のカメラマニアの男の子かなあって思ってましたけど・・。
すごく少年のようなところがあると思うんですが・・。」
カネタカさん「ひじょうにコドモっぽいというか、精神的に若いと思っていまして。」
教授 「(急に声を大きくして)やっぱりそうですか!」
カネタカさん「いつまでも若くありたいと思ってまして。」
教授 「ご結婚なさってますか?」
カネタカさん「いや、まだ、残念ながら・・・募集中です。」
教授 「募集中です!!募集してます!この方はイイ方です」
「小学校の先生なんですか?」
カネタカさん「はい、そうです。」
教授 「ちょっと、自己主張してくださいよ。」
カネタカさん「いや、、、別に無いですけど。。みなさん元気でやってますか。」
(あたりに、ドカンドカン笑いを耐えるすすり笑いが聞こえる)
カネタカさん「困っちゃったなあ。。別に無いです。」
教授 「こういうところに来るのは初めて?」
カネタカさん「はい、初めてです。とにかくイナカモンですから・・・。恥ずかしいです。」
教授 「イナカモンが恥ずかしいってことないですよね。」
カネタカさん「いや、わたくし、新しもん好きなので。やっぱ、東京はいいなと思って。」
教授 「(ついに大爆笑)ハハハハ!新しもの好き!」
カネタカさん「だから、教授のオンガク、大好きなんです。」
教授 「(苦笑)新しいから好き?ああ。ああ、そうか・・・。」
カネタカさん「わたし、シュトックハウゼンとか、ああいうの好きなんですよ。」
教授 「ああ、そういうの、好きなんですか。じゃあ、ポップスも・・」
カネタカさん「ええッポップスも好きなんですけど・・。教授が紹介してくれるの、だいたい好きなんです。ああ、Visageなんか。」
教授 「余り幻想に酔っちゃいけませんよ。」
カネタカさん「どうも幻想に酔ってばかりで、現実を直視出来なくて・・。」
教授 「もう29歳なんだから。」
教授 「”カメラのファインダーを覗くとこんなオンガクが聞こえるような気がします”これに僕はシビレちゃったんですよ。」
カネタカさん「実際、その通り。北の方の窓を見ていたら本当にそんな感じがして・・。」
教授 「ファインダーを覗くって気持ちいいことですか?」
カネタカさん「ええ、いいですね。快感があって。
で、案外撮って現像してみると、そうたいしたことなくてがっかりしちゃう。」
5・坂本龍一 「フォトムジーク」
カネタカ先生ももう53歳。今、どうしているんでしょうねえ。