
昨夜もちゃんと睡眠薬を服用し、午前0時前に寝た。
というのに、5時に目覚めてしまう。
肉体よりも脳ばかりを使っているせいであろうか?バランスが悪い。
眼の酷使でじんわり痛む両眼、頚椎ヘルニアによる頚から鎖骨にかけての痛み、すっきりしない・うっすらした頭痛。
まだ時間が早い、と思って寝ようとしたが眠れずに起き出し、ヤカンでお湯を沸かす。
外はすでに夜が明けては居るが曇っていて、少々こつぶの雨が落ちている。

薄暗くも静寂が占める部屋で、ブライアン・イーノとハロルド・バッドを掛ける。
なんとなく。
まだコトバがアタマも・周囲も染めなす前に、なんとなく。
流れるように、そう水の流れや自然が、ルールとは無縁に流れていくように。
音は周囲を満たす。
聴いても聴かなくてもよいまま、この空間に水のように流れていく。
放置したまま、空間を動くじぶん。
■Harold Budd & Brian Eno 「A Stream With Bright Fish」(From「The Pearl」1984)■
こないだ曳舟で出会ってしまったネコのカップがどーしても欲しくて、買ってしまった。
鶴見済さんの本にある「捨てることなく、今手元にあるものが何かに使えないか、をよく考えたりする」「買うという行為をやめてみる」。
それは、ボク自身も実践してきたが、ネコには弱い。


そして、だからと言って、ほかのコップを捨てるということも無い。
ムダな消費行動はしていない生活だが。

数杯お茶を飲むうちに、このまま起きて、仕事場に行こうと思う。

今日もヤマだが「乗り切れれば」明日は休めるはず。
***
先日、両手骨折&腰を痛めた、お袋さんのお見舞いと手伝いに実家に行った。
向かう道の途中でミケちゃんに出会う。座って眺めていると、こっちに向かってきて、しばし撫でたりして遊ぶ。
「ニッポンの猫」らしいネコだったが、実家に行って写真を見せると「ああ、この子、田中さんちのネコだよ。このへんじゃ嫌われているんだよ」。
「なんで?かわいいよ。」
「よその家に勝手に入り込んでイタズラをするんだよ。」
「いいじゃないか、ネコらしくて。」
だれかがいろいろ言うだろうが、自由気ままなこのミケちゃんはかわいい。
ネコはかわいいものだ。

フンか?石ころか?におって分析している。


ゴロンとすりすりする。

と思ったら、今度は背中を掻く。

そしたら、次は何かを天空にみつけたらしく、一点を見上げる。
彼女が見ているあたりを、じぶんも見るが、そこには何もない。

今度は、道を移動して散歩に出掛ける。見つめていると、こちらを振り向いた。

***

イーノとバッドの音は、エンドレスで朝の空間を漂っている。

ネギが少しづつ伸びだした。

豆苗(とうみょう)は、あっという間に生い茂るほどに伸びている。