高橋幸宏 1983年作品「薔薇色の明日(Tomorrow's Just Another Day)」より
A面 曲目:
1・波紋(Ripple)詞:幸宏、ピーター・バラカン、ピエール・バルー/曲:幸宏
2・バラ色の明日(My Bright Tomorrow)詞:幸宏、ピーター・バラカン/曲:幸宏
3・蜉蝣(かげろう)詞・曲:幸宏
4・六月の天使 詞・曲:幸宏
5・前兆(まえぶれ) 詞・曲:幸宏
ゲストミュージシャン:
細野晴臣、坂本龍一、ビル・ネルソン、白井良明、大村憲司、沢村満、矢口博康、近藤達郎、ピーター・バラカン、ピエール・バルー、藤井丈司
「窓ガラスに雨のしずく
ボクはガラス越しに外をみる
そして待っている
今でも待っている
鏡の上に
静かな水が一滴
輪が広がる
限りなく永遠に」(波紋)
2014年10月下旬から今日の写真より
窓の外を見ていた少年。いくら待っても何かが起きない。
神風は吹かない。
待ちわびた少年は、待った時間を後悔し、ひたすら迷走を始めた。
もう待つだけの余地は無い。すでに周囲は崩れ出した。
待ってもムダならば、ひたすら進むしか何も視えない。
進んだから何かが視える保障は何一つなくとも、何かをアテにして裏切られるよりも。
川に隔てられ、街を越境を出来ないでまごまごしていると、道端のコドモ好きのホームレスが訊いてきた。
「坊や、どこに行くんだい?」(197X年、家出をして進行した千住ドン突き・荒川沖にて。)