
ファンク続き。というわけでは一切ないけれど「ムーンファンク」というCD。
これを演奏しているのが、トゥルヌソル。舌を噛みそうな言いづらいユニット。
■Tournesol 「Chords Of Rhythm」1995■
今にして初めて知るのが、トゥルヌソルの意味。
インターネットは、こういうとき「は」便利。
トゥルヌソル・・・昭和初期(1930年代から1940年代)の日本を代表するサラブレッド種牡馬。
とのことである。[Weblio辞書より]
音楽媒体を購入するに当たって、誰がこう言っていた、というところから音を想像して・ジャケットを見て・判断していた80年代までのところ。そこから、90年代はかなり進んでいた。

1991年大阪に放り出された自分の寄る辺の一つは、自転車と歩きで街を歩くこと。
そして近所だった梅田の音楽ショップに入り込むこと。
そこで店内で掛かるハウス以降の最新音楽を聴き、雑誌の音楽評と組み合わせて、なんとか自分に合う音を見い出すことに躍起になっていた。
しかし、なかなか良いものが見つからなかった。
音楽ショップで聴いたときはすごく良いと思って、そのCDを買って帰る。
狭い部屋で聴いたらそうでもなかった・・・。そんなことも多くて、お金をずいぶん無駄にした。

このトゥルヌソルは、阪神百貨店に入っていた「ブリーズ」という音楽ショップで買った。
輸入盤CD新譜を聴けるコーナーがあって、ヘッドフォンで視聴して良いと判断した。
この音盤「ムーンファンク」を掛けること自体、久方ぶり。処分すべきものを探していた中のこと。
お店で初めて「コード・オブ・リズム」を聴いたことを想い出した。

レコード会社はR&Sレコード。
大阪に居た頃、二週に一回発売される「TVブロス」を買っていた。そこには自分らのような何か新しい音楽を探す者にはうってつけのレコード紹介ページがあって、大いに役立った。
そこで初めてエイフェックスツインの存在を知り、そしてR&Sレコードを知ったという流れである。
このトゥルヌソルのCD。途中からラップが出てきて、決してCD一枚丸ごと好きなわけではなかったが、良い物に出会えなかったなかでは一聴に値するものだった。










