こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2016年2月17日 水曜日 音楽おもちゃ箱 ~音楽散歩の夜~

2016-02-17 23:46:34 | 音楽帳

「賞なんかショーにすぎない」と突っ張ってきたのに、16日(火)インターFMから流れていたグラミー賞に耳をそばだてていた。2014・2015とやたら聴いたテイラー・スウィフトや渋谷さん経由で昨年知ったケンドリック・ラマー、そしてボウイへの追悼カバーなど。
こないだ渋谷さんのラジオ番組「ワールドロックナウ」でグラミー賞動向を話していたが、こういった世界も新旧交代・人材不足とでもいうのか?大多数の賞をケンドリック・ラマーに集中する動きがあると言っていた。結果は知らないし、活気さえあれば誰が取っても構わない。


家に着いてラジオをひねった途端ヴァーナ・リンドの「アテンション・ストックホルム」が流れて、スイッチをまちがったのか?という錯覚にとらわれた。しかし、それは鈴木慶一さんのTBSラジオ番組「サウンドアヴェニュー905」だった。

なぜ錯覚?と思ったかは、散歩小旅の七つ道具・200曲も入らないmp3プレイヤーに「アテンション・ストックホルム」が入っているからであった。「ヤング&ヒップ」も入っている。最近は、こんなシンクロニシティが多く発生する。
インターFMからmp3プレイヤーに入っている曲がよく掛かる。

かつて、この「サウンドアヴェニュー」を”サウンドストリートそのもの”と表現したけど、それは合っている。なんやかんや言いながら、最近では『あの雰囲気を継承してくれていることはありがたいことなのだ』と思うようになった。水曜の慶一さんは聴きたかったが、今日はまったく忘れていた。当時と今と違うのはエアチェックしない/できないこと。

★★
先週小西康陽さんは、放送で「こんな好きな曲ばかり掛けられる日がくるなんて」と言っていたが、そんな少年みたいな様にニコリとした。(ピッチカート・・・や○○系には苦虫つぶした顔をしてしまうのは変わらないが。)

慶一さんにしても小西さんにしても、選曲が素晴らしく、好きな音楽をひたすらゴッタ煮で提示していくのはきわめて健全で無理がなく、心地いい。

先週は、あまり聴かない佐野元春さんの曜日で、アルバム「スイート16」を振り返る特集をついつい惹き込まれて聴いた。「自転車でおいで」「また、明日」は別として、深く知らなかった彼のアルバムがこころに届いた。
彼の音楽ファンと論争・乱闘になった男子高校時代を思い出す。
なによりも佐野さんが(苦しい時代だったのに)振り返りながら、前向きに明るい声で「今」を語る、重くない語り口に胸を打たれた。

★★★
最近、夜帰って家事をしている最中AFNを掛けていることがある。
むかしFENといっていた米軍国内駐留人向け放送は、いまAFNと呼ぶ。

そんな放送からある日時・不意に「愛の残り火」(ヒューマンリーグ)が掛かったり、相変わらず面白い。音楽好きだった小林克也が少年の頃憧れて聴いていたのも、FENだった記憶がある。

その後小林少年は音楽を通じて英語がペラペラになっていき、「まるでネイティヴスピーカー」なDJとして国内唯一の存在になっていく。(ミュージシャンで言えば幸宏さん)

今夜もAFNが今背後で掛かっている。さっきコールドプレイの曲が流れた。彼らの曲はラジオに適している。

★★★★
きょうも”おしごと”は地方都市への小旅行、朝も早よから向かう。朝日と青空がまぶしく明るい。
ゴトゴト車窓からの風景を眺める行き来は、小旅を続ける身には楽しかった一日。

午後都内に戻るが、牢屋みたいな事務所内に居るより、やっぱり旅しているほうがいい。

夕方、インターFMからシンニード・オコナーの「ナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー」が流れた。
ひさしぶりに聴いた気がする。ヒットした当時ラジオからずっと流れていた。
この曲がヒットした年(1990年)の年末の渋谷さんのラジオ番組で、この年を代表する曲として語っていたように思う。

その頃より今のほうが、こころに響く。

★★★★★
きょう脳裏で、マドンナの’98年アルバム「レイ・オブ・ライト」が一日じゅう鳴っていた。会議や打ち合わせ中も。
じっさいmp3プレイヤーから朝や夜の道で流れていたのは、ロバート・フリップ先生の「レット・ザ・パワー・フォール」だったりするが、音を聞いていないときには、つい「レイ・オブ・ライト」が鳴ってしまう。

「レイ・オブ・ライト」は「トゥルー・ブルー」とならんで、みずみずしく新鮮な一枚。
美しく繊細な音色(おんしょく)はウィリアム・オービットのプロデュースによるもの。

ウィリアム・オービットは、ハウス以降分派した新しいアンビエントへの潮流のなかから現れた。
そんな彼の音楽を知ったのは、90年代後半2枚組CD「ア・ジャーニー・スルー・ザ・エレクトリック・アンダーグラウンド」の曲だった。

専門家じゃないので彼のすべてを知っているわけじゃないが、このCDに収まっている「Water From A Vine Leaf」は出会ってから、折々の季に聴きたくなる。
この2枚組CDの選曲と流れは素晴らしく、いっとき聴き狂った。


■Madonna 「Ray Of Light」1998■

この曲は、1998年春から夏に向けての季節、インターFMでヘヴィーローテーションで掛かる一曲だった。
土曜のライヴでは掛からなかったが、今でもじぶんにとっては素晴らしい作品。オススメの一枚。

ライヴを一緒に観た高校からの友人セミくんと話していた。
初めてマドンナを知ったのは克也さんの「ベストヒットUSA」で、「ラッキースター」か「ホリデー」か、それとも「ボーダーライン」か、、、、お互いそうだったね。こんな話を丸一日しゃべっていた土曜日だった。
コメント
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