こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2014年9月30日 火曜日 「バラカン・モーニング」

2014-09-30 23:43:03 | 音楽帳

毎朝楽しみにしていたピーターさんの「バラカン・モーニング」(インターFM)が、今朝9月30日午前10時に終了した。
音楽がとにかく好き、というピーターさん。

ラジオ機器を通して聴こえてくる声と話し言葉の間合い、佇まい。
それは1982年6月に始まった「スタジオテクノポリス27」で初めて声で確認したピーターさんと、ある意味全く変わらない。
それでも、夜明けに最後の曲「レッツ・ステイ・トゥゲザー」(アル・グリーン)を聴いた、あの最終回とは違う。

良い音楽を聴いては微笑む、ピーターさんのあの照れたような笑顔が、今でも自分は変わらず大好きだ。
「バラカン・モーニング」の存在を知ったのは、昨年の病室でのことだった。
偶然の15年ぶりのインターFM。

多様な音楽を聴いてきたピーターさんの知見の広さは「あの1982年」と変わらず、また新しい邂逅という形で、知らない曲をピーターさんから教わる日々がうれしかった。
毎週ごと、ではなく、毎朝、ということに驚いた。

かつて深夜3時に起きて聴いていた夜明け前の興奮でも無く、ポッパーズMTVを夜な夜な見ていた疲労色強い中、注射が沁みる夜でもなく。。。
まだぼんやりした朝ならではの絶妙な空気が、この番組「バラカン・モーニング」には在って、心地良かった。
ピーターさん自身もとてもリラックスして、好きな音楽を掛けていることが伝わってきた。

今日も秋晴れの良い天気の朝。
一年前もそうだった。
9時台後半にピーターさんが選曲した、自然体そのもののマイケル・フランクスの囁くような声が聴こえてきて、仕事でパソコンのキーを打ちながら、それまで耐えてきた涙腺がついに結解した。

この番組にコメントを寄せられる方の中に、仕事場のトイレにこもって聴いている、という方が居たが、そんなにも大勢の人が、この番組をリアルタイムで楽しみにしている方が居る事に、また、お互いがしあわせな風景に、感無量になった。
最後にピーターさんは、番組を締めくくる言葉を述べたが、途中から涙ぐみ、言葉が詰まって出て来なかった。

ただ、ありがとう。
とんでもない、こちらこそ。
ピーターさんのことだから、また、別の番組で、また会えるはず。自分はそう思う。

細野さんと並んで、音楽に対する愛が、わんさかわんさかあふれているピーターさん。
そんなピーターさんのDJをこれからも楽しみにしている。

■ティナ・ターナー&ヘヴン17 「レッツ・ステイ・トゥゲザー」1984(アル・グリーン・カバー)■




2014年9月30日、夜の神保町の路地でシャッターを切る
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2 コメント

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Barakan Beat (momojelly)
2014-10-02 12:05:04
涙ぐむピーターさんの声、始めてのような気がして驚きました。
稲葉さんのアシストも歴代の中で一番好きでした。
私の知る限りでは、バラカンビート終了→バラカンモーニングスタート?終了→バラカンビート復活終了→今回のバラカンモーニング復活終了→そして今週日曜日からバラカンビート復活!ですので、バラカンモーニングもまた復活すると信じています。
バラカンモーニングは毎日聴けますから嬉しいのですが、ディープな選曲のバラカンビートも大好きですので、それはそれで嬉しいです。
日曜日の18時からの時間帯は、私はリアルタイムで聴けないという・・かなり残念なのですけれど。
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だらしない自分 (かたちんば→momojellyさんへ)
2014-10-04 00:47:08
いろいろと神経がうろうろしていまして、お返事遅くなりましてすみません。
1つのことをすると、ほかのことが出来ない、というもので、こうして大事な人の肉声を失ってきたように思い、自戒します。

momojellyさんは、お詳しく、それゆえに行間に音楽への愛を感じます。
マメにFMを聴けていなかった間に、いろんなことがあったことを教えて頂いている状態です。
稲葉さんは一歩引きながらの呼吸感が良いですね。

「インターネットを捨てよ、街へ出よう」という方向にどんどん傾いているのですが、少し調べてみたら、バラカンモーニングの再開のために、署名を集めている方がいました。
そんな魅力を持つ、音楽の語り手が居るのは幸福なんだ、と思います。

ピーターさんと並んで、今日・金曜日というと、小林克也さんも素敵で、惹かれてしまいます。

出来れば日曜は避けて欲しいというのは、細野さんの番組含めて、自分も似て非なるものですが、今を共有化できることだけでも、幸福なんだな、と今思っています。
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