私個人に取って、新しい音楽の「手法」が日々生まれていたのが、1986年末から1987年初めに終わった事と、自己精神破綻と共に、音楽を日々の単位で追いかける事を終えた1987年。
自分は、絵を描く事に時間を割いていた1987年。
そんな中で、ウィスキーのCMで掛かった、ブラックというミュージシャンの「ワンダフル・ライフ」という曲だけには虜になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/cd/f5499f58e199ed7c4d27621e1f3a2b69.jpg)
明らかにそこには、とても「ワンダフル」とは思えないような情念・怨念に満ちた心境=ワンダフルを希望しながらも悲惨な状況からワンダフルを夢見る世界が広がっていた。
ブラックという彼は、実際はコリン・ヴァーコムという名の青年。
この「Wonderful Life」というシングル、アルバムは、友人の資金援助を得て自費で作ったものという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/2f/af32721bad05a70e0bf189d0201a008e.jpg)
正直、アルバムも持っているが、結局のところ、この「ワンダフル・ライフ」という曲に全ては収斂されている。
ここまでの孤独の中ワンダフルを夢見る心境を曲として表現化した作品というのは、なかなか作れるものではない。
彼が今どこで何をやっているのかは全く知らないが、この曲だけは時代を越えて心に響く曲としての永遠性を獲得している。
歌詞が、また泣かせる。
サビである部分
「No need to run and hide
it's a wonderful, wonderful life
No need to laugh and cry
it's a wonderful, wonderful life」
ここでコリン・ヴァーコムがイメージしている「ワンダフル・ライフ」が語られる。
「逃げたり隠れたり、そんな必要がない・・・ワンダフル・ライフ
笑ったり泣いたりする、そんな必要がない・・・ワンダフル・ライフ」
まるで、涅槃に至るような、DavidSylvian的世界とも等しい、フラットな心の姿勢こそが「ワンダフル・ライフ」なのだという。
「I need a friend
oh, I need friend
to make me happy
not so alone.......
Look at me here
here on my own again
up straight in the sunshine」
「ああ、ボクは友達が欲しい
幸せにしてくれて、孤独をかき消してくれる友達が
僕を見てくれ
またもや、孤独になってしまったボクを
太陽のなかにまっすぐ立ち尽くす僕を」
***
過去、大阪に1人暮らしをしているさなか。
いまだ奥手の自分が1994年に出会い、恋に落ちた彼女と自分。
もてない自分の出会いの不思議さ・相思相愛の不思議さ。
その反面危うい橋を感じていた自分。
彼女との結婚を前にして、彼女が若くして内臓イカれて死にかけた過去の恋人の病床に走り去ってしまったときに、呆然としながら、南港の海の夕暮れを見に行った。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/aa/35211618f6d9e067a9394a7719928281.jpg)
そして、孤独という痛みに戻ってしまった自分の部屋で、この「ワンダフル・ライフ」を聴いていた記憶が焼きついている。
自分は、絵を描く事に時間を割いていた1987年。
そんな中で、ウィスキーのCMで掛かった、ブラックというミュージシャンの「ワンダフル・ライフ」という曲だけには虜になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/cd/f5499f58e199ed7c4d27621e1f3a2b69.jpg)
明らかにそこには、とても「ワンダフル」とは思えないような情念・怨念に満ちた心境=ワンダフルを希望しながらも悲惨な状況からワンダフルを夢見る世界が広がっていた。
ブラックという彼は、実際はコリン・ヴァーコムという名の青年。
この「Wonderful Life」というシングル、アルバムは、友人の資金援助を得て自費で作ったものという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/2f/af32721bad05a70e0bf189d0201a008e.jpg)
正直、アルバムも持っているが、結局のところ、この「ワンダフル・ライフ」という曲に全ては収斂されている。
ここまでの孤独の中ワンダフルを夢見る心境を曲として表現化した作品というのは、なかなか作れるものではない。
彼が今どこで何をやっているのかは全く知らないが、この曲だけは時代を越えて心に響く曲としての永遠性を獲得している。
歌詞が、また泣かせる。
サビである部分
「No need to run and hide
it's a wonderful, wonderful life
No need to laugh and cry
it's a wonderful, wonderful life」
ここでコリン・ヴァーコムがイメージしている「ワンダフル・ライフ」が語られる。
「逃げたり隠れたり、そんな必要がない・・・ワンダフル・ライフ
笑ったり泣いたりする、そんな必要がない・・・ワンダフル・ライフ」
まるで、涅槃に至るような、DavidSylvian的世界とも等しい、フラットな心の姿勢こそが「ワンダフル・ライフ」なのだという。
「I need a friend
oh, I need friend
to make me happy
not so alone.......
Look at me here
here on my own again
up straight in the sunshine」
「ああ、ボクは友達が欲しい
幸せにしてくれて、孤独をかき消してくれる友達が
僕を見てくれ
またもや、孤独になってしまったボクを
太陽のなかにまっすぐ立ち尽くす僕を」
***
過去、大阪に1人暮らしをしているさなか。
いまだ奥手の自分が1994年に出会い、恋に落ちた彼女と自分。
もてない自分の出会いの不思議さ・相思相愛の不思議さ。
その反面危うい橋を感じていた自分。
彼女との結婚を前にして、彼女が若くして内臓イカれて死にかけた過去の恋人の病床に走り去ってしまったときに、呆然としながら、南港の海の夕暮れを見に行った。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/aa/35211618f6d9e067a9394a7719928281.jpg)
そして、孤独という痛みに戻ってしまった自分の部屋で、この「ワンダフル・ライフ」を聴いていた記憶が焼きついている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ec/d96097ad7ef02f9ac39a9b0120900c5e.png)