二胡の音を普通に弾いて、大きく鳴らそうと思うとどうしても音は割れます。
ガーガー言いますね。
鳴らしているという感じの音ですと、大きく強く弾いても、うねるような強さが出て来るだけで音色は変わりません。
あれは何が違うのでしょう。
弦を皮に対してしっかり振動させるには、相当弦を弓の毛でしっかりとらえなければいけません。
松脂もしっかりつけるのは当然なことですし、弓の毛が、ぴったり弦に平らに張り付くようになっていなければなりません。
どうも二胡には二つの弾き方が有って、音は小さくとも、弦の上も弓の毛が滑るように引く弾き方と、弦をしっかり皮に対して縦に振動させるような弾き方が有るようなのです。
滑るような弾き方をする方は、どちらかと言うと松脂もそれほど付けず、弓の毛の本数も120とか150位の少なめなものを選ぶようです。
弓の毛の張りも割と緩く、普通に力を入れない時にでも、弓の竹が、胴の真ん中ぐらいまで曲がり込んでいるのを見ます。
反対に弦を鳴らし楽器自体を鳴らそうとする人は、弓の毛も多く250本300本等、そして弓の張りも強めに、しっかりと張る方も多く、硬い竹を選ぶようなのです。
前者は比較的古い二胡の奏法であり、後者は割と新しい奏法のようです。
また前者は、比較的蛇皮も薄い物を使うようですし、後者は皮の十分に厚い物を使うようです。
いずれにせよ、プロの奏者は、よく楽器を鳴らしますね。
後者に共通して言える人としての特徴が有るような気がするのです。
何が違うかと言うと、前腕が偉く発達しているということです。
女性の奏者にしても(失礼に当たるかもしれませんごめんなさい)なかなかの腕の太さが有ります。
ジョージガオさんは、力自慢の私と同じくらいの前腕の太さをしていますが、じつは弾いている時には柔らかいのです。
フワフワした筋肉なのです。
触ってごらんと言われて、劉継紅先生の腕にも演奏中に触らさせて頂きました
柔らかいのです。
近い筋肉と言うと水泳選手や、自転車競技の選手の足のようです。
私みたいに力仕事、加重を持ち上げるような筋肉ではありません。
毎日5キロのハンマーを片手で降るのですから、カチカチの筋肉なのです。(ちょっと自慢)
反対に柔らかい筋肉は加重をかけずに回転のスピードを上げるための物のようです。
自転車の選手の足などがそうですね。
こういう点では力を抜いてというのは二胡の場合もよく解りますが、実際には相当力を入れないと弦はとらえきりません。
ではどこに力が入っていれば駒を飛ばすぐらいの強さになるのでしょう。
力を入れるというより、ウエートを乗せる感じだと思います。
先生方がよくおっしゃることの一つに、椅子に深く腰掛けるなと言うのが有ると思います。
背中を、椅子の背によりかかせるなともいわれますね。
これは前にウエートを乗せる為だと思います。
自転車で坂道を登る時に、立ち上がってペダルをこぎますね。
あれと同じことではないでしょうか。
力も入るのでしょうが、体重を乗せるのですね。
ちなみに私は二胡を始めた最初の頃この事に気が付き、というかいろいろやって偶然、手に重さをつければどんな音がするかやってみました。
そこで小さな、と言ってもピンポン玉位の大きさの鉄の塊を丸く叩いて、右手に握り込みそして二胡を弾いてみました。
何と相当凄い音が出ます。
普通に弾いていても弦が唸るように鳴るのです。
指先で弾くというより、手首を弦に当てるような感じになります。
そうすると自然に弦を擦る感じがつかめました。
大リーグ養成ギブスみたいなものでしょうか?!
そのまましばらく弾き続けると、なんとなくその手首を意識することも無くそこそこの音の鳴りを得ることが出来るようになります。
ほぉさんの意見で、それ商品化しましょうと、今光舜堂には鉄の塊が置いてあります。
お役にたつのですか?ね。重いですからね。
それはともかく、ウエートを乗せる感覚と言うのは大切なようですが更にやはり基本的なことが有ります。
それは、弓の毛が弦を如何に大きくとらえるか如何に皮に対して直角に振動させるかと言う方が大切なのではないでしょうか。
昔の奏法、弓を緩く張り、毛の数も少なく、松脂も少しだけ塗るという奏法の方に共通の事が一つあります。
ガーガー言いますね。
鳴らしているという感じの音ですと、大きく強く弾いても、うねるような強さが出て来るだけで音色は変わりません。
あれは何が違うのでしょう。
弦を皮に対してしっかり振動させるには、相当弦を弓の毛でしっかりとらえなければいけません。
松脂もしっかりつけるのは当然なことですし、弓の毛が、ぴったり弦に平らに張り付くようになっていなければなりません。
どうも二胡には二つの弾き方が有って、音は小さくとも、弦の上も弓の毛が滑るように引く弾き方と、弦をしっかり皮に対して縦に振動させるような弾き方が有るようなのです。
滑るような弾き方をする方は、どちらかと言うと松脂もそれほど付けず、弓の毛の本数も120とか150位の少なめなものを選ぶようです。
弓の毛の張りも割と緩く、普通に力を入れない時にでも、弓の竹が、胴の真ん中ぐらいまで曲がり込んでいるのを見ます。
反対に弦を鳴らし楽器自体を鳴らそうとする人は、弓の毛も多く250本300本等、そして弓の張りも強めに、しっかりと張る方も多く、硬い竹を選ぶようなのです。
前者は比較的古い二胡の奏法であり、後者は割と新しい奏法のようです。
また前者は、比較的蛇皮も薄い物を使うようですし、後者は皮の十分に厚い物を使うようです。
いずれにせよ、プロの奏者は、よく楽器を鳴らしますね。
後者に共通して言える人としての特徴が有るような気がするのです。
何が違うかと言うと、前腕が偉く発達しているということです。
女性の奏者にしても(失礼に当たるかもしれませんごめんなさい)なかなかの腕の太さが有ります。
ジョージガオさんは、力自慢の私と同じくらいの前腕の太さをしていますが、じつは弾いている時には柔らかいのです。
フワフワした筋肉なのです。
触ってごらんと言われて、劉継紅先生の腕にも演奏中に触らさせて頂きました
柔らかいのです。
近い筋肉と言うと水泳選手や、自転車競技の選手の足のようです。
私みたいに力仕事、加重を持ち上げるような筋肉ではありません。
毎日5キロのハンマーを片手で降るのですから、カチカチの筋肉なのです。(ちょっと自慢)
反対に柔らかい筋肉は加重をかけずに回転のスピードを上げるための物のようです。
自転車の選手の足などがそうですね。
こういう点では力を抜いてというのは二胡の場合もよく解りますが、実際には相当力を入れないと弦はとらえきりません。
ではどこに力が入っていれば駒を飛ばすぐらいの強さになるのでしょう。
力を入れるというより、ウエートを乗せる感じだと思います。
先生方がよくおっしゃることの一つに、椅子に深く腰掛けるなと言うのが有ると思います。
背中を、椅子の背によりかかせるなともいわれますね。
これは前にウエートを乗せる為だと思います。
自転車で坂道を登る時に、立ち上がってペダルをこぎますね。
あれと同じことではないでしょうか。
力も入るのでしょうが、体重を乗せるのですね。
ちなみに私は二胡を始めた最初の頃この事に気が付き、というかいろいろやって偶然、手に重さをつければどんな音がするかやってみました。
そこで小さな、と言ってもピンポン玉位の大きさの鉄の塊を丸く叩いて、右手に握り込みそして二胡を弾いてみました。
何と相当凄い音が出ます。
普通に弾いていても弦が唸るように鳴るのです。
指先で弾くというより、手首を弦に当てるような感じになります。
そうすると自然に弦を擦る感じがつかめました。
大リーグ養成ギブスみたいなものでしょうか?!
そのまましばらく弾き続けると、なんとなくその手首を意識することも無くそこそこの音の鳴りを得ることが出来るようになります。
ほぉさんの意見で、それ商品化しましょうと、今光舜堂には鉄の塊が置いてあります。
お役にたつのですか?ね。重いですからね。
それはともかく、ウエートを乗せる感覚と言うのは大切なようですが更にやはり基本的なことが有ります。
それは、弓の毛が弦を如何に大きくとらえるか如何に皮に対して直角に振動させるかと言う方が大切なのではないでしょうか。
昔の奏法、弓を緩く張り、毛の数も少なく、松脂も少しだけ塗るという奏法の方に共通の事が一つあります。