この本の著者は
このひとで、
本文中のほとんどの図やイラストはワタクシ
なわけですが、
今回の、ある意味”専門書”である『二胡の救急箱』は、
ほぼ、編集の五十嵐さんと、
ブックデザイナーの岡田さんの努力の結晶でもあります。
いや、大変だったと思います。本当に。
『家庭画報』の元編集長という輝かしい経歴の持ち主の五十嵐さんは、
月刊誌で鍛え上げられた時間の使い方でにこやかにグイグイと
(押しているんだか引っぱっているんだか、迫っていたのか。。。)
来てくださいまして、だらけた光舜堂二人組(主にワタクシ)も
ようやく本気になれました。
( ー 話は飛びますが、五十嵐さんは、
店主がその昔、家庭画報の誌上通販で家具を販売して
家庭画報通販史上の記録的売り上げをたたき出した、その時代の編集長です。
初回打ち合わせに光舜堂へいらした時にその椅子が置いてあり、
「おや、これはあの時の椅子ですな」とまっ先に見つけておられました ー )
貴族屋敷の執事風な品格でお洒落紳士の、いつもにこやかな五十嵐さんですが、
後半はかなりのお疲れが見えたのは、まーとにかく、
文筆家というより詩人な文章の西野の原稿を、いかに味は残しつつ”本”っぽくするか、
に一番のご苦労があったのではないでしょうか。
かなりの誤字脱字はワタクシのプレチェックという濾過を通して送りましたので、
さほど酷くは無かったと思いたいですが、
とにかく詩人西野の文をそのまま使うと、ブログでは良いけれど、
専門書にしようとすると、ひたすらヘンになる(笑)
しかも気ままな著者からは、後から後から差し替え原稿や書き直しが出て来るし、
前に似たような文章が混じっているのをカットしたり、移動させたり。
そのうえ、二胡の事を全く分からない中での編集ですから、
キャプション(イラストに添える文章)一つにしても大変!
意味を考えたり理解しないと編集出来ませんから、
本当はそういうところはこちらで考えるべき注釈も、
文章が長すぎて編集で短縮するのに、また理解力を必要とするのですね。
図にしても、イラストにしても、
そもそも描くワタクシが西野の言いたいことを完全に理解していないと描けなくて、
理解しようとしているとだんだん二胡のビギナーさんの気持ちになってきて、
このイラストじゃわからない、この図じゃ不親切、このイラストも描き足した方がいいのでは、
と迷いが生じて枚数がとんでもないことに。
そのせいで一時期、誰に向けて書く本なのか対象読者のコンセプトがぐちゃぐちゃになり、
著者とワタクシの方向性の不一致を、見直し、整理し、立て直すのに、
随分時間をロスしたようにも思います。
またブックデザイナーの岡田さんは非常にお忙しい方でして、
タイトなスケジュールでデザインを引き受けて下さり、そんな制限の中でも
我々以上に原稿を読み込んで読者に親切な図に作り上げて下さいました。
岡田さんがまとめて下さらなかったら、
ワタクシの描いたままでは意味不明箇所の乱立状態の本になっていたと思います。
あんなに読み込んでいたら五十嵐さんも岡田さんも、もう二胡の調整が出来るかも???
お二人には感謝しかございません。
ありがとうございました。
そして、店主の長年の友人である、銅板造形作家の赤川BONZEさん
(光舜堂にある、店主がモデルのチェロ弾きの人形の作者さんです)が
演奏している人たちのスケッチを描いて下さり、
本にグっと素敵な雰囲気を添えられる形となりました。
ありがとうございました。
そして、なんと言っても、この本を出す事が出来たのは、
2010年の光舜堂開店から今日に至るすべてのお客様のおかげです。
皆様が、怪しさ満載の円山町の店舗時代に勇気を出して下さって、
宇田川町店舗時代にもゴチャつく渋谷センター街を頑張って通って下さって、
万世橋店舗に移ってからは交通の便が良いせいか非常に遠くからも、
口コミだけで光舜堂を信じて来て下さる方々が本当に増えました。
そのご来店下さった、西野に二胡の調整や修理を任せて下さったお客様
お一人お一人の大切にしていらっしゃる愛胡を診て来た結果、がこの本です。
非常に多くの二胡を診る事を任せていただいたからこそ、
こんな形態や内容になった本です。
ですから二胡愛好家の皆様にとってこれから度々事あるごとに、
皆様のお傍でこの本はきっと役に立つはず、と信じております。
ありがとうございました。
このひとで、
本文中のほとんどの図やイラストはワタクシ
なわけですが、
今回の、ある意味”専門書”である『二胡の救急箱』は、
ほぼ、編集の五十嵐さんと、
ブックデザイナーの岡田さんの努力の結晶でもあります。
いや、大変だったと思います。本当に。
『家庭画報』の元編集長という輝かしい経歴の持ち主の五十嵐さんは、
月刊誌で鍛え上げられた時間の使い方でにこやかにグイグイと
(押しているんだか引っぱっているんだか、迫っていたのか。。。)
来てくださいまして、だらけた光舜堂二人組(主にワタクシ)も
ようやく本気になれました。
( ー 話は飛びますが、五十嵐さんは、
店主がその昔、家庭画報の誌上通販で家具を販売して
家庭画報通販史上の記録的売り上げをたたき出した、その時代の編集長です。
初回打ち合わせに光舜堂へいらした時にその椅子が置いてあり、
「おや、これはあの時の椅子ですな」とまっ先に見つけておられました ー )
貴族屋敷の執事風な品格でお洒落紳士の、いつもにこやかな五十嵐さんですが、
後半はかなりのお疲れが見えたのは、まーとにかく、
文筆家というより詩人な文章の西野の原稿を、いかに味は残しつつ”本”っぽくするか、
に一番のご苦労があったのではないでしょうか。
かなりの誤字脱字はワタクシのプレチェックという濾過を通して送りましたので、
さほど酷くは無かったと思いたいですが、
とにかく詩人西野の文をそのまま使うと、ブログでは良いけれど、
専門書にしようとすると、ひたすらヘンになる(笑)
しかも気ままな著者からは、後から後から差し替え原稿や書き直しが出て来るし、
前に似たような文章が混じっているのをカットしたり、移動させたり。
そのうえ、二胡の事を全く分からない中での編集ですから、
キャプション(イラストに添える文章)一つにしても大変!
意味を考えたり理解しないと編集出来ませんから、
本当はそういうところはこちらで考えるべき注釈も、
文章が長すぎて編集で短縮するのに、また理解力を必要とするのですね。
図にしても、イラストにしても、
そもそも描くワタクシが西野の言いたいことを完全に理解していないと描けなくて、
理解しようとしているとだんだん二胡のビギナーさんの気持ちになってきて、
このイラストじゃわからない、この図じゃ不親切、このイラストも描き足した方がいいのでは、
と迷いが生じて枚数がとんでもないことに。
そのせいで一時期、誰に向けて書く本なのか対象読者のコンセプトがぐちゃぐちゃになり、
著者とワタクシの方向性の不一致を、見直し、整理し、立て直すのに、
随分時間をロスしたようにも思います。
またブックデザイナーの岡田さんは非常にお忙しい方でして、
タイトなスケジュールでデザインを引き受けて下さり、そんな制限の中でも
我々以上に原稿を読み込んで読者に親切な図に作り上げて下さいました。
岡田さんがまとめて下さらなかったら、
ワタクシの描いたままでは意味不明箇所の乱立状態の本になっていたと思います。
あんなに読み込んでいたら五十嵐さんも岡田さんも、もう二胡の調整が出来るかも???
お二人には感謝しかございません。
ありがとうございました。
そして、店主の長年の友人である、銅板造形作家の赤川BONZEさん
(光舜堂にある、店主がモデルのチェロ弾きの人形の作者さんです)が
演奏している人たちのスケッチを描いて下さり、
本にグっと素敵な雰囲気を添えられる形となりました。
ありがとうございました。
そして、なんと言っても、この本を出す事が出来たのは、
2010年の光舜堂開店から今日に至るすべてのお客様のおかげです。
皆様が、怪しさ満載の円山町の店舗時代に勇気を出して下さって、
宇田川町店舗時代にもゴチャつく渋谷センター街を頑張って通って下さって、
万世橋店舗に移ってからは交通の便が良いせいか非常に遠くからも、
口コミだけで光舜堂を信じて来て下さる方々が本当に増えました。
そのご来店下さった、西野に二胡の調整や修理を任せて下さったお客様
お一人お一人の大切にしていらっしゃる愛胡を診て来た結果、がこの本です。
非常に多くの二胡を診る事を任せていただいたからこそ、
こんな形態や内容になった本です。
ですから二胡愛好家の皆様にとってこれから度々事あるごとに、
皆様のお傍でこの本はきっと役に立つはず、と信じております。
ありがとうございました。
イラストも、優しくて、ほっこり和みます。ほおさんのシャープなイメージとは違ってて、新鮮でした。
多くの方たちの協力があり、熟慮に熟慮を重ねて制作なさった本を是非読んでみたいと思います。
イラストも可愛らしくて、本当に魅力的です。
ところで、電子書籍やアプリとしての販売は検討されてはいないのでしょうか?
発売これほど期待していただいているがとてもうれしいです。
この本で私の二胡の仕事は一段落という感じもしています。
発売日は、皆さんご存知のあの日です。