皆さんが、二胡を調整してもらう際に気を付けなければいけないことを書きます。
その1
木軸のがたつきを確実に直してもらう事。
木は、経年変化で縮みます。すると木軸は、最初は丸かったものが、少し楕円形になります。
また、10年以上前の物は、木軸にも『上下がある物』が多いです。
現在のように刃物でかっちりと形が決まっていなかったため、
棹に開けた穴に上下(内弦外舷)それぞれの木軸を手で削って合わせていた物も多く、
合わせ方があまりよくない物が、多かったのです。
その上、上下を間違えると、木軸が抜けやすかったり、合わせ辛かったりもします。
木軸は、弦を支え調弦の基準になり、二胡の音色を出す上で、絶対しっかりとガタツキの無い事が要求されます。
その2、
台は、ガタツキがある場合は直してもらう事。
木軸とともに、台も同じく、弦を固定する場所です。
台が揺れると、調弦しても演奏中に調弦が狂う事もあります。
この二か所は何よりも、楽器を調整する場合に絶対やらなければいけないことです。
この二ケ所がしっかりと弦を支えないと、いくら駒や千斤をいじってお好みのような音色にしても、
いつまでも、皆さんの楽器は、良い音色で、鳴ってくれません。
二胡の調整という点でこの二つの事をやらないでは、単に駒と千斤を変えただけでは、
調整にはなっていませんので、必ずこの二つは確かめてもらい、
なおかつ、直してもらってください。
そのほか気を付けることは、
皮を確かめてもらう事、
胴割れなどが無いか確かめてもらう事、
棹の曲がりを確かめてもらう事。
そして、調整が完了したら必ず “皆さんご自身で” 調整する人の前でご自身の楽器を弾いてみてください。
千斤の巻き直しや、駒の選別などは、お互いの感性もありますし、演奏のしやすさもあります。
話し合って、決めれば良いと思います。
なお金属軸(金属でできた糸巻き)ボルト引き込み式のものは、
経年変化でボルトを受ける金物が摩耗することが多いです。
この時に開放弦での金属音が発生します。
これは普通では直りません。
部品交換するか修理が必要となります。
以上のことを、二胡の調整に行った時には必ず、確かめてもらい直してもらってください。
これらの事をきちっとやらないとしたら、それは二胡の調整とは言えないと考えます。
、
その1
木軸のがたつきを確実に直してもらう事。
木は、経年変化で縮みます。すると木軸は、最初は丸かったものが、少し楕円形になります。
また、10年以上前の物は、木軸にも『上下がある物』が多いです。
現在のように刃物でかっちりと形が決まっていなかったため、
棹に開けた穴に上下(内弦外舷)それぞれの木軸を手で削って合わせていた物も多く、
合わせ方があまりよくない物が、多かったのです。
その上、上下を間違えると、木軸が抜けやすかったり、合わせ辛かったりもします。
木軸は、弦を支え調弦の基準になり、二胡の音色を出す上で、絶対しっかりとガタツキの無い事が要求されます。
その2、
台は、ガタツキがある場合は直してもらう事。
木軸とともに、台も同じく、弦を固定する場所です。
台が揺れると、調弦しても演奏中に調弦が狂う事もあります。
この二か所は何よりも、楽器を調整する場合に絶対やらなければいけないことです。
この二ケ所がしっかりと弦を支えないと、いくら駒や千斤をいじってお好みのような音色にしても、
いつまでも、皆さんの楽器は、良い音色で、鳴ってくれません。
二胡の調整という点でこの二つの事をやらないでは、単に駒と千斤を変えただけでは、
調整にはなっていませんので、必ずこの二つは確かめてもらい、
なおかつ、直してもらってください。
そのほか気を付けることは、
皮を確かめてもらう事、
胴割れなどが無いか確かめてもらう事、
棹の曲がりを確かめてもらう事。
そして、調整が完了したら必ず “皆さんご自身で” 調整する人の前でご自身の楽器を弾いてみてください。
千斤の巻き直しや、駒の選別などは、お互いの感性もありますし、演奏のしやすさもあります。
話し合って、決めれば良いと思います。
なお金属軸(金属でできた糸巻き)ボルト引き込み式のものは、
経年変化でボルトを受ける金物が摩耗することが多いです。
この時に開放弦での金属音が発生します。
これは普通では直りません。
部品交換するか修理が必要となります。
以上のことを、二胡の調整に行った時には必ず、確かめてもらい直してもらってください。
これらの事をきちっとやらないとしたら、それは二胡の調整とは言えないと考えます。
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