私はアービンの弾く二泉映月と言うのは大好きです。
以前、ショウホウさんに、これは是非聞いておきなさい、と、
アービンが亡くなる前に弾いた二泉映月のCDをいただきました。
その中には、ミンさんや、あるいはオーケストラなど色々に編曲された、二泉映月だけが録音されています。
その最後に、アービンの弾いた二泉映月が入っています。
良いですね、まさに中国というか、素朴な、衒いの無い、演奏ですね。
それと比べると、ミンさんの演奏などはずい分、ヨーロッパのクラシックの雰囲気があります。
意外と皆さんミンさんの演奏など聞いて中国的とおっしゃる方もいますが、
アービンの演奏を聴いた後ではどうも、相当洗練されていて、むしろ日本で普通に聞く音楽との違いというのはありません。
以前劉継紅さんが、昔の演奏はこうでしたと、リュウミンゲンさんの演奏をまねて演奏してくれたことがありましたが、
それは、私が昔聞いた横浜の中華街の親父さんの弾いている感じ、一弓で強弱を付けていくような、ナントも意外とリズミカルな演奏です。
確かに、今、本格的な二胡の技術と言うのは、中国の曲にきりないでしょうね
そういう意味では、中国曲を弾けるようになるというのは二胡としての技術を学ぶ上では大切だと思います。
上手くなればどんどんそのような曲を演奏会でも聞かせていくことになるのでしょう。
でもそうなると会場に来られるのは、みな二胡弾きだけという感じになってきます。
どんどん趣味性の高い演奏会になり、いつの間にか、マニアックな閉鎖された世界になってしまわないでしょうか???
でも、
でも思うのは、二胡はそれだけかということです。
この何年か書いてきましたように、二胡は音色です。
その音色に惹かれて、二胡を始めようとした方が多いはずなのです。
ただ、二胡を弾いていき、何年かして、より深く二胡の音色を追求した時に、やっぱり中国曲を練習しないと二胡の本当の音色は出ないのではないかと思う方も多くいます。
それも正しいとは思います。
しかし、中国の曲は、中国語を話す人にとって、その言葉の延長線上に音楽しているところと言うのはあると思うのです。
二胡は自由の利く楽器です、その上大変に倍音も多くかなり歌声に近い要素も持っています。
以前、ヴァイオリンや、チェロなどと二胡を弾いたのを聞いたことがあります。
ふと気が付くと二胡だけがなんだか歌っているように聞こえてきます。
音楽の大本が歌声だとしたら、
それに近い気分で演奏できるのが二胡のもう一つの特徴でしょう。
二胡は歌うのです。
だからこそでしょう、或る時ふと二胡の音を聴いて、沢山の日本人の、今まで楽器などやった事の無い方までこの楽器弾いてみたいと思わせるのではないでしょうか。
二胡の楽器としての性能をフルに生かせるような演奏を極めたいと思うひとは、極めていけばよいと思います。
しかしそのもう一方歌う楽器として二胡を突き詰めていくという方向もあると思うのです。
二胡を始めた人の80%くらいがそう考えていると思います。
しかし、今の現状の二胡ではそうはなかなか気軽には行かないのもたしかです。
想ったような音色が出にくい、弾きにくい、ここのところがもっと出てほしい。
そう思ったとしてもその音色が出せるようになるには10年以上の時間がかかります。
楽器だからそのくらいの時間がかかるのは当たり前なのかと言うことになってしまいます。
ここ何年か二胡を作ってきて、私が考えたのは、弾いやすい楽器を作る事でした。
弾き易い楽器、誰が弾いてもすぐ音になるホントに1っケ月も練習すれば、これが二胡の音ですよと、
回りの皆に聴かせてあげられるような楽器つくりを目指したのです。
それは西野二胡として、、実現しました。
これはプロも認める楽器になっています。
しかし形が、あれは中国の本場の形とは違うと嫌う人もいるでしょうし、反対にこんな美しい二胡はいたことはないとおっしゃる方もいます。
もうその辺は私的にはどうでも良いのです。(西野二胡好きな人に使ってもらえればよいというだけです)
でもこの弾き易さと言うのは何とか皆さんに味わっていただきたいと作り始めたのが、
今二胡姫さんで発売し始めた、リノベーション二胡です。
これは驚きました、たった3日で完売したのですから、その上次のはいつになると、お問合せが多数、、、
(次は3月になります、一台は老紅木、そしてもう一台は人工皮のアフリカ紫檀です。)
それはともかく、皆さんが、これが二胡の音とすぐにでもご自分の楽器が気持ち良く弾けるような状態は出来ないものかとこの何年か試してきました。
今、皆さんがお持ちの、中国製の二胡でも比較的楽に弾き易くする方法、
それが福音弓の形として実現したと思っています。
以前、ショウホウさんに、これは是非聞いておきなさい、と、
アービンが亡くなる前に弾いた二泉映月のCDをいただきました。
その中には、ミンさんや、あるいはオーケストラなど色々に編曲された、二泉映月だけが録音されています。
その最後に、アービンの弾いた二泉映月が入っています。
良いですね、まさに中国というか、素朴な、衒いの無い、演奏ですね。
それと比べると、ミンさんの演奏などはずい分、ヨーロッパのクラシックの雰囲気があります。
意外と皆さんミンさんの演奏など聞いて中国的とおっしゃる方もいますが、
アービンの演奏を聴いた後ではどうも、相当洗練されていて、むしろ日本で普通に聞く音楽との違いというのはありません。
以前劉継紅さんが、昔の演奏はこうでしたと、リュウミンゲンさんの演奏をまねて演奏してくれたことがありましたが、
それは、私が昔聞いた横浜の中華街の親父さんの弾いている感じ、一弓で強弱を付けていくような、ナントも意外とリズミカルな演奏です。
確かに、今、本格的な二胡の技術と言うのは、中国の曲にきりないでしょうね
そういう意味では、中国曲を弾けるようになるというのは二胡としての技術を学ぶ上では大切だと思います。
上手くなればどんどんそのような曲を演奏会でも聞かせていくことになるのでしょう。
でもそうなると会場に来られるのは、みな二胡弾きだけという感じになってきます。
どんどん趣味性の高い演奏会になり、いつの間にか、マニアックな閉鎖された世界になってしまわないでしょうか???
でも、
でも思うのは、二胡はそれだけかということです。
この何年か書いてきましたように、二胡は音色です。
その音色に惹かれて、二胡を始めようとした方が多いはずなのです。
ただ、二胡を弾いていき、何年かして、より深く二胡の音色を追求した時に、やっぱり中国曲を練習しないと二胡の本当の音色は出ないのではないかと思う方も多くいます。
それも正しいとは思います。
しかし、中国の曲は、中国語を話す人にとって、その言葉の延長線上に音楽しているところと言うのはあると思うのです。
二胡は自由の利く楽器です、その上大変に倍音も多くかなり歌声に近い要素も持っています。
以前、ヴァイオリンや、チェロなどと二胡を弾いたのを聞いたことがあります。
ふと気が付くと二胡だけがなんだか歌っているように聞こえてきます。
音楽の大本が歌声だとしたら、
それに近い気分で演奏できるのが二胡のもう一つの特徴でしょう。
二胡は歌うのです。
だからこそでしょう、或る時ふと二胡の音を聴いて、沢山の日本人の、今まで楽器などやった事の無い方までこの楽器弾いてみたいと思わせるのではないでしょうか。
二胡の楽器としての性能をフルに生かせるような演奏を極めたいと思うひとは、極めていけばよいと思います。
しかしそのもう一方歌う楽器として二胡を突き詰めていくという方向もあると思うのです。
二胡を始めた人の80%くらいがそう考えていると思います。
しかし、今の現状の二胡ではそうはなかなか気軽には行かないのもたしかです。
想ったような音色が出にくい、弾きにくい、ここのところがもっと出てほしい。
そう思ったとしてもその音色が出せるようになるには10年以上の時間がかかります。
楽器だからそのくらいの時間がかかるのは当たり前なのかと言うことになってしまいます。
ここ何年か二胡を作ってきて、私が考えたのは、弾いやすい楽器を作る事でした。
弾き易い楽器、誰が弾いてもすぐ音になるホントに1っケ月も練習すれば、これが二胡の音ですよと、
回りの皆に聴かせてあげられるような楽器つくりを目指したのです。
それは西野二胡として、、実現しました。
これはプロも認める楽器になっています。
しかし形が、あれは中国の本場の形とは違うと嫌う人もいるでしょうし、反対にこんな美しい二胡はいたことはないとおっしゃる方もいます。
もうその辺は私的にはどうでも良いのです。(西野二胡好きな人に使ってもらえればよいというだけです)
でもこの弾き易さと言うのは何とか皆さんに味わっていただきたいと作り始めたのが、
今二胡姫さんで発売し始めた、リノベーション二胡です。
これは驚きました、たった3日で完売したのですから、その上次のはいつになると、お問合せが多数、、、
(次は3月になります、一台は老紅木、そしてもう一台は人工皮のアフリカ紫檀です。)
それはともかく、皆さんが、これが二胡の音とすぐにでもご自分の楽器が気持ち良く弾けるような状態は出来ないものかとこの何年か試してきました。
今、皆さんがお持ちの、中国製の二胡でも比較的楽に弾き易くする方法、
それが福音弓の形として実現したと思っています。