竹は、時間がたつと、硬くなります。(木もそうですが)
今はなんだか柔らかくて使いにくい弓だなと思っていても、空気にさらしているうちに、少しずつは硬くなります。
そうなるとしっかりした弾みも出て来て、意外と良い弓になったりもします。
良い弓の条件というのはそれだけではなく、
手元の力が先端まで素早く伝わる弾力と硬さという事も必要です。
柔らかい竹は、手元の力が、途中の柔らかさで吸収されてしまい、
先端まで伝わるためには余分な力を入れなくてはなりません。
そのためにも適度な硬さというのが必要なのです。
ですから私は弓を作る時に、竹を一度重曹で煮ます。
そしてそれを、日にさらして、乾かします。
この方法を昔から日本では、晒竹と言います。
また竹を硬くするのには、熱をかける方法もあります。
これは、武器の弓などを作る方法でもあります。
いずれにせよ、竹の油分を抜いて、竹を硬くしその弾む力を作り出す方法です。
しかしこの二つの方法はなかなかに、設備が無いとやれません。
でも、今まで使っていて毛もダメになったし、竹もなんだか柔らかいなと思う物を、
押し入れやクローゼット、あるいはケースの中にしまい込まないで、
室内でも良いですから、出しておきます。
この方法でも、少しずつではありますが、竹は硬くなります。
また、お風呂へ入ったあと、その温かいお湯に一晩付けておいて、
それから、お日様にあてて乾かすことを繰り返すと、自然のままにしておくよりははるかに早く竹は油分が抜けます。
そうすると意外と良い方さになってきたりもしますが、、、
20回くらいはやらないといけないかもしれません。
いずれにせよ、古い弓はとっておけば、良い弓の元になる可能性もあるのです。
そこそこ硬くなって、良い竹になれば、毛だけを張替えて、福音弓仕立てに変えることも出来ます。
まだまだ、二胡の弓の張替というのは定着していません。
ヴァイオリンなどの毛替えのように、簡単には出来ないからでもあります。
古い弓をとって有る方はその中からよさそうな型さになったものを、毛だけ張替えるということも出来るのです。
たぶん私が生きている内はでしょうね。
何故こんなことをいまさら書くかというと、何人かに毛替えをやってみてもらったのです。
形は何とか出来ます。
半日も掛ければ、道具と材料さえあれば、たぶん皆様にも形を作ることはできるでしょう。
しかし、、全部だめでした、理由は毛の整え方、そしてたぶんですがこの伸ばし具合が違うのです。
単に毛を束にすればよいのではありません。
手に入る馬毛は一等の馬からとったものではなく何頭もの馬からとったものです。
ですから極端にいうと毛のそれぞれが違う伸びをするのです。
これは私の作ったものでも同じことが言えます。
ただ比較的少なくなるようには努力はしています。
単に、毛を束ねるだけですとそれこそ3分の1くらいはたるんできて、演奏の邪魔になってしまいますし、切れやすくもなります。
そして比較的にも同じような弾力の毛が束ねられている弓は、とても使いやすい物です。
ただそのように毛を伸ばしていくのが、かなりコツがいるようなのです。
これは教えて教えられるものではないようです。
無駄を出しながら体で、手で覚えていくしか仕方がないのかもしれません。
でもいつかはその二胡の弓毛の張替専門の方が出て来るかもしれません。
私も福音弓の張替の為には、後継者を育てつつあるところです。
今はなんだか柔らかくて使いにくい弓だなと思っていても、空気にさらしているうちに、少しずつは硬くなります。
そうなるとしっかりした弾みも出て来て、意外と良い弓になったりもします。
良い弓の条件というのはそれだけではなく、
手元の力が先端まで素早く伝わる弾力と硬さという事も必要です。
柔らかい竹は、手元の力が、途中の柔らかさで吸収されてしまい、
先端まで伝わるためには余分な力を入れなくてはなりません。
そのためにも適度な硬さというのが必要なのです。
ですから私は弓を作る時に、竹を一度重曹で煮ます。
そしてそれを、日にさらして、乾かします。
この方法を昔から日本では、晒竹と言います。
また竹を硬くするのには、熱をかける方法もあります。
これは、武器の弓などを作る方法でもあります。
いずれにせよ、竹の油分を抜いて、竹を硬くしその弾む力を作り出す方法です。
しかしこの二つの方法はなかなかに、設備が無いとやれません。
でも、今まで使っていて毛もダメになったし、竹もなんだか柔らかいなと思う物を、
押し入れやクローゼット、あるいはケースの中にしまい込まないで、
室内でも良いですから、出しておきます。
この方法でも、少しずつではありますが、竹は硬くなります。
また、お風呂へ入ったあと、その温かいお湯に一晩付けておいて、
それから、お日様にあてて乾かすことを繰り返すと、自然のままにしておくよりははるかに早く竹は油分が抜けます。
そうすると意外と良い方さになってきたりもしますが、、、
20回くらいはやらないといけないかもしれません。
いずれにせよ、古い弓はとっておけば、良い弓の元になる可能性もあるのです。
そこそこ硬くなって、良い竹になれば、毛だけを張替えて、福音弓仕立てに変えることも出来ます。
まだまだ、二胡の弓の張替というのは定着していません。
ヴァイオリンなどの毛替えのように、簡単には出来ないからでもあります。
古い弓をとって有る方はその中からよさそうな型さになったものを、毛だけ張替えるということも出来るのです。
たぶん私が生きている内はでしょうね。
何故こんなことをいまさら書くかというと、何人かに毛替えをやってみてもらったのです。
形は何とか出来ます。
半日も掛ければ、道具と材料さえあれば、たぶん皆様にも形を作ることはできるでしょう。
しかし、、全部だめでした、理由は毛の整え方、そしてたぶんですがこの伸ばし具合が違うのです。
単に毛を束にすればよいのではありません。
手に入る馬毛は一等の馬からとったものではなく何頭もの馬からとったものです。
ですから極端にいうと毛のそれぞれが違う伸びをするのです。
これは私の作ったものでも同じことが言えます。
ただ比較的少なくなるようには努力はしています。
単に、毛を束ねるだけですとそれこそ3分の1くらいはたるんできて、演奏の邪魔になってしまいますし、切れやすくもなります。
そして比較的にも同じような弾力の毛が束ねられている弓は、とても使いやすい物です。
ただそのように毛を伸ばしていくのが、かなりコツがいるようなのです。
これは教えて教えられるものではないようです。
無駄を出しながら体で、手で覚えていくしか仕方がないのかもしれません。
でもいつかはその二胡の弓毛の張替専門の方が出て来るかもしれません。
私も福音弓の張替の為には、後継者を育てつつあるところです。