観察会や実習で、アオハダの名前の由来の説明をする時に、薄い外皮を引っ掻いて緑色の内皮を見せながら「内皮が緑色しているからなのだよ」と言うと、必ず帰って来るのが「じゃぁ、ミドリハダじゃない?」と言う言葉・・・
そこで、さらに続けて「平安の頃はね、色を表す言葉に白し、赤し、青し、黒しの四つしかなくて緑も青しと言う表現だったのですよ。だから緑色のもので青ジソや青虫と言う表現があるでしょう」って言うことにしています。
そんなアオハダですが、冬姿で目立つのが短枝が良く発達することでしょうか・・・写真で短枝と長枝があるのが分りますか(赤丸の部分です)
短枝はうろこ状に葉痕が残っていて詰まっているのが特徴です。
長枝はよく伸びて頂芽は円錐形で葉痕の両端に小さな托葉の突起が見られます。
側芽は頂芽と同大か少し小さめです。
(冬芽と葉痕:142種類目)
1662話目です。何時もご支援ありがとうございます。の文字またはバナーをポチッと一押しお願います。
冬芽でわかる落葉樹 | |
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信濃毎日新聞社 |