5回にも分けてアップしてきた野反湖の研修観察会シリーズも今回で最後です・・・
ツリガネニンジン(キキョウ科)は名前のとおり釣鐘型の薄紫色の花を咲かせます。山菜としても食べられ「山で美味いはオケラにトトキ(ツリガネニンジン)、里で美味いはウリ・ナスビ・・・」と言われるほどなのです。新芽も根も食べられます。
樹林の下で密かに咲いていたハクサンオミナエシ(オミナエシ科)、別名はコキンレイカでキンレイカは花の後ろが花柄の付け根よりも後ろに伸びた長い距が有りますが、コキンレイカはわずかに膨らむ程度です。
日当たりの良い亜高山の草原によく見られるハクサンフウロ(フウロソウ科)、薬草のゲンノショウコも同じ仲間・・・
箱根に多く産するからハコネギク(キク科)らしいけど、産地の日当たりが良いところではよく見かけますよね・・・
亜高山の草地に生える多年生ランのホソバキソチドリ・・・
高原の盛夏には定番のヤナギラン(アカバナ科)ですが満開にはもう少し・・・葉がヤナギのように細長く花がランに似ているのでこの名前です。
キク科でフジバカマの仲間のヨツバヒヨドリですが、まだ蕾でした。この花が咲き出すと1000~2000km以上も渡りをするチョウのアサギマダラが吸蜜に訪れます。この花などの蜜に含まれるピロリジジンアルカロイドと言う成分がオスの性フェロモン分泌に欠かせないのだとか・・・
葉が山吹の葉に似ているヤマブキショウマ(バラ科)、花がよく似ているトリアシショウマやアカショウマはユキノシタ科、サラシナショウマやオオバショウマはキンポウゲ科です・・・
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