先日の妙義山石門群で行われた自然観察会に向かう途中でイイギリの赤い実がたわわに実っている樹が有ったのでよく観察してみた!
イイギリは本州以南に分布するヤナギ科(以前はイイギリ科)のイイギリ属の落葉高木で、昔は大きな葉で飯を包んだので飯桐なのだそうだ。
紅い果実がナンテンのようなのでナンテンギリとも呼ばれていて葉が落ちた後も長いあいだ円錐果序の房が枝に残っているので良く目立つ・・・
一つひとつの果実は直径が1cm前後のやや扁平な球形だ・・・
一粒を切断してみると紫褐色の卵形の種子が数十粒入っていた・・・
美味しい実ならすぐに無くなってしまうのだろうけど・・・食べてみるとタネが多く食べるところが少なく苦くて不味い!
鳥たちも他の美味しい実が無くなるとイイギリの実を仕方なく食べるのか、数粒食べると飛び立ってしまうのである!
一説には「美味しいと食べ続けて同じ樹にいつまでもいて、その木の下に糞をしてしまう。 繁殖のためには他の場所に運んでもらったほうが良い」のだそうだ。
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