しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

人助けの国際比較

2010年05月11日 | Weblog
OECD資料です。日本は見事に世界最低となりました。
ギャラップの国際調査により、ボランティア活動や社会的援助についての社会的援助について「困っている見知らぬ人を助けたことがあるか」という社会的援助の比率を国際比較したデータである。2010年2月に収録されている最近のデータです。

トップはカナダ以下②米国、③オーストラリア、④ニュージーランド、⑤スイス、
⑥チリ、⑦オーストリア、⑧アイルランド、⑨英国、⑩イスラエル、
となった。

逆にワーストランキングでトップは日本、②インドネシア、③スロバキア、④インド
⑤イタリア、⑥ギリシャ、⑧エストニア、⑨ロシア、⑩トルコ、
となった。

意外な感がある。日本人は気持ちの暖かい親切な国民性ではと思っていたが、データは非常に冷たくボランテイア活動に無関心というデータとなった。
尤も、日本では周りに困っている人が少ない、あるいは困っている人を政府や公共機関が助けるシステムが出来上がっている。とする背景要因を考慮すべき。との解説でした。

上位の米、英、カナダ等は小さな政府、経済自由主義を奉じる国民であり、困っている人の手助けを政府に頼らない分、自分で乗り出すという意識が高いようである。
日本の家族の絆の高まりに反して社会の絆意識が薄れていく点、あるいは人助けがしにくい意識にある状況は社会構造に一因との指摘もあります。

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