しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

年金の精算シュミレーション

2010年05月25日 | Weblog
破綻確実な年金が精算できない理由は国の財政赤字さえ上回る年金債務のため。とある経済学者が述べておりました。
現在の制度を継続して何の対策も講じなければ、20年以内に
正確には16年で積立金が枯渇して年金給付が出来なくなる。とのシュミレーションだった。

では、現時点で厚生年金制度を精算し、新しい制度をつくることがでくるだろうか。
「精算」とは、年金制度を通じて将来支払うと約束している額を、積立金を用いて現時点で支払い、厚生年金制度を廃止すること。としている。
A現在の年金受給者で将来受給できる総額の現在値をいま支払うグループ
B現在の保険料支払い者は今まで納めた保険料に相当する額を払うグループ

Aは現在65歳の人が21年間受給すると計算。現在の年金給付総額は、厚生年金22.3兆円、基礎年金12.6兆円、合計34.9兆円(2007年データ)
現在値での固定給付受給者のシュミレーションでは受給者の死亡による減少で給付総額も減少し、21年後にはゼロになる。

現在の給付額×21年は366.5兆円
2%の割引率で支給する場合は304兆円と出た。
現在時点の積立金は144兆円。
Bグループの支払いを考慮すると国の財政赤字さえ超える年金債務となる由。

公的年金全体の被保険者数は7038万人。第1号被保険者数2240万人。
完全な未納者444万人を除外する処理。一部納付者の返還額調査。
気が遠くなる膨大な事務量。事実上精算処理後の新制度以降は無理と言っておるようでした。

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