しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

北朝鮮の挑発

2010年05月23日 | Weblog
公海上での韓国哨戒鑑への魚雷攻撃。多くの犠牲者を出した挑発行為。
なぜ韓国は挑発に乗ってはならないか。背景を考えると恐怖の数字が表れる。

韓国は人口5000万人世界10位の経済大国。対する北朝鮮は人口は現在2400万人。
経済規模は韓国の5%以下と言われている。
北朝鮮経済は瀕死の状態にあり、1990年代の飢餓で数千万人の犠牲者を出して破綻した。
経済再建には電力網や鉄道、港湾をはじめとする新しいインフラが必要だがこれだけで何十億ドルも要する。中国の支援は貿易投資、経済支援などで年間30億ドルである。
南北統一コストを計算したシナリオで北朝鮮の賃金が現在の2倍となって韓国の10%水準となったプランですら必要コストは500億ドル(約4兆6500億円)である。
東西ドイツの統一の場合は東ドイツは所得水準が西ドイツの3分の1だった。
統一後20年で2兆ドルを払った西ドイツより韓国がこうむる負担は恐らく膨大だ。

30年で5兆ドル以上との試算もある。年換算で1600億ドル。
日本の植民地支配賠償金100億ドルを当てにしても鼻くそていどにしかならない。

北朝鮮は戦争を当てにした挑発をしている。
戦争⇒南北統一が唯一国民を餓死から救う道と考えているのではないか。
中国ですら耐えられぬこの最貧国の支援は韓国国民だけでは恐らく耐えられない。

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