しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

中国でスト

2010年05月30日 | Weblog
中国ホンダが28日発表した4月の四輪車の海外生産は中国の生産台数が前年同月比28%増で過去最高となった。好調な需要を背景に生産を伸ばしているがここに来て日本人従業員との賃金格差をやり玉にストライキが発生しているという。

中国広東省のホンダの自動車部品工場で賃上げを求めてストライキに入った工場では28日、中国人従業員らが日本から派遣された駐在員との「50倍」という給与格差問題をやり玉に挙げ、経営側を突き上げているとの報道です。
この工場では女性従業員が手取りで月額約1千元(約1万3500円)なのに対し、駐在する日本人技術者は同5万元(約67万5千円)。従業員らは経営側に日本人の給与を公表するよう迫ったという報道です。

ストの規模は1千人以上が参加。経営側は約350元(約4700円)の賃上げを提示したものの、従業員側は拒否。倍額の賃金となる1800~2000元への引き上げを求め交渉は難航。部品供給がストップしたため完成車の操業停止に追い込まれている。

「中国政府が労働者の権益保護に力を入れる一方、経済発展と一人っ子政策の結果、労働者にとって売り手市場になっている」と現地事情通の報道です。
ホンダに限らず、中国に進出している企業にとって、労使トラブルや労務コストの増大は頭痛の種となっている由。
約67.5万円は年換算で810万円。
日本の大企業に勤める技術者給与としては驚く給与ではない。中国人が日本で働き給与の半額を本国送金すると現地給与の約7倍程度は稼げる計算。
研修名目で来日、働く中国人がまだまだ多いのはこの辺の事情と思う。

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