しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

ノーベル平和賞中国人権活動家へ!

2010年10月09日 | Weblog
ノルウエーのノーベル賞委員会が8日発表。
「08憲章」を起草した中国人人権活動家で作家.詩人の「劉暁波」(リウ.シアオ.ポー)
氏(54)に授与すると発表した。
「中国での基本的人権を求める非暴力の闘い」を評価した。中国外務省は8日夜、「受賞は平和賞を汚すものだ」と激しく反発する談話を出した。
中国在住の中国人がノーベル賞を受けるのは、自然科学系も含めて劉氏が始めて。
今年2月、「国家政権転覆扇動罪」で懲役11年の有罪判決を受けて服役中。今回の受賞決定は、経済大国として国際社会での存在感を増す中国に対し、民主化と人権改善を強く求めたものだ。国際社会に対しても、依然抑圧が続く中国の人権状況への監視を促す意味がある。

同委員会は受賞理由の中で「中国は世界第二位の経済大国になったが、その新しい地位には増大する責任が伴わなければならない」「中国の憲法には言論、報道、集会、デモなどの自由が定められているにもかかわらず、中国市民の自由は明らかに制限されている」
「劉氏は20年以上にわたり、中国での基本的人権の適用を唱えるスポークスマンとなってきた」「中国での人権を求める幅広い闘いの最大の象徴になった」と述べた。
以上GOOニュース

「08憲章」は一党独裁を批判したものだ。国内向けの受賞の模様は外国テレビ放送が中断され、テレビ画像が真っ暗となった。お得意の検閲である。ネットも遮断。
中国外務省の馬朝旭報道官は「劉暁波は中国の法律を犯して懲役刑を言い渡された罪人だ。そのあらゆる行為は、ノーベル平和賞の趣旨に背くものだ」と談話を発表し、強く反発した。
る劉氏の家族は「こんなに多くの人が劉暁波の中国に対する価値、そして中国民主に対する価値を見出してくれたことに感謝する。中国政府は問題を直視してほしい。中国だけが世界の主流文明から外れることはできない」と訴えた。

中国政府のこれからの対応が注目される。「天安門事件」の二の舞を危惧する政府が世論操作をいかに行うか。民主化の波をいかに抑えるか、この国の対応は世界の注目の的だ。

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