しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

自分史

2010年10月13日 | Weblog
定年退職し早1年半。時間も出来て過去を振り返ることが出来る。
ここまで引越しが何度かあった。あわただしく処分した家財道具、書籍、資料、今となって探しても出てこない。

蔵のある家は限られる。大半の家庭では定期的な廃品処分で生活空間の確保をしているはずだ。日本の家屋の生活空間はかなり狭い。都市部ほどその傾向は高まる。国勢調査で訪れるアパートの狭隘さは悲惨なところがある。若年層なら理解できるが後期高齢者に近い世帯で6畳一間とキッチンという世帯もある。

自分の人生の遍歴を示す家財の置き場はない。ということが現実だろう。
小生も還暦を既に過ぎているが過去のメモリアルグッズはほぼ処分された。
学生時代の書籍、家具、スポーツグッズ、社会人となってから必要とした資格試験資料、
衣服、家電品、退職時、引越し時にあらかた処分されていた。
自分史を振り返り作成しようと過去を振り返ると資料がない。記憶を辿っても明確な年月日が確定できない。数台更新したPCの資料.データも残っていなかった。
OSが異なり再生できず、破棄されている。当事は必要とも思わなかった。

「60過ぎたら遺書を書け」と有名な作家が言ったことがある。
一度振り返ることは必要だ。あと数十年余生があるにしてもだ。
書きたい時に書けなくなることがある。資料が散逸、辿れない事態となるかもなのだ。
今、僅かに残された資料を頼りに綴り始めている。
40年近いサラリーマン生活。資料が皆無に近かった。
そんなものか。意識の一端が認識できた。
自分史の中で記録を残す。これからが重要かも。

「しるしのないカレンダー」自分史の一端です。

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