しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

3年越しの朗報

2012年07月21日 | Weblog
当町内最大の懸案「廃屋問題」が大きく動いた。

37年前に所有者が死亡している。
以降所有権が移転登記されず、相続放棄もないまま
経過していた。誰も相続せず、最後に住んでいた人も2年前に死亡している。

3年前まで電気は来ていた。住んでいた住民が1室使用していた。
この住民が病気で倒れ、引き取られた親戚宅で他界したのが2年前。
以降本当の「廃屋」だった。




荒れるに任せ、屋根瓦も落ち、窓ガラス、ブリキ板も剥がれ、雨天時、強風時
通行に危険を伴った。
建材が腐れ、侵入した猫が床を踏み抜き、ケガをしたくらいだから、人間が入れる
様な安全度はない。
町内会としては一刻も早い、解体、更地化が望ましかった。


法務局、試算税課、行政の安心安全係、警察、消防車、あらゆる手を尽くして対応策を協議、解決策を探った。
不動産業者に依頼して、地検者の調査を行なった。法律上の地権者を洗い出す作業が大変だった。
37年前に死亡した地権者。法律上調査対象となった人物は60名。
相続放棄の書類取付人数は18名に上った。殆んど他県居住者だ。
当人は地権者と言われても認識などしていない。
手続き費用だけでも膨大な経費がかかった。司法書士の手を借りた。

法務局に提出した書類の審査が完了した。
ようやく、「売れる土地」となったのだ。
今月からごみ出し、「解体」「長屋部分の切り離し」
養生交渉、防犯灯のコード切断、
防犯灯の一時移転。
近隣住民への周知。等が始まった。

思えば「3年越しの懸案解決」だった。
前町内会長が「おてあげ」と称した問題が解決する。
「万歳!」だ。関係各位とこの喜びを祝って享受したい。

ブログランキング

人気ブログランキングへ