別れの言葉はなかった。平成24年度は45回、これまで通算248回の会議を終えました。と本人が関わってきた会の開催回数を報告した。これ以外の会合もあった。作業部会、懇親会、関連会議、多くの場所で時を同じく過ごさせていただいた。
共通の問題で悩み、考え案を出し検討、作業を続けてきた。同じ職場の人間のような親しみがあった。家族の様なつきあいさえあったような気がする。
4年有余の関わりがあったという。行政の異動サイクルとしては遅い位だった。被災地宮城県石巻市へ今月30日赴任する。
今日は連続5日目の送別会と言う。明日もある由。惜しまれ感謝され去ってゆく。
「積荷のない船」井上揚水の歌が聞こえる。トランペットの哀愁。過ぎ行き日々、夏の夜の思い出、旅行く人々、さよならは夢と夢が重なるまで。
石巻のホールで無心に玉を弾き、新潟の地を思い起こしてほしい。哀愁のトランペットの響きと共に。