しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

新人教育

2013年05月12日 | Weblog

いきつけのラーメン屋さんで新人教育が行われている。 中年の男性の新人である。

どうゆうことかというと、中年時に会社を辞めてしまった人の最出発を支援しているという。

ラーメン店オーナーの小中学校の同級生だったそうである。

この年で会社を辞めて再出発。就職は難しい。技術を覚えて「ラーメン店」を出店して再出発したい。ひいては弟子入りを頼み込まれた。ということらしい。

断れないオーナーも脱サラした人だった。15年前に2年間の修行の上に店を持った。

今の店の半分の規模だった。

顧客がついて技術がついた10年前店も大きくして現在に至っている。

既に店は場所を確保(7席程度)、立地条件は良いらしい。お客がつけば、やっていけるらしい。

オーナーも出資している。フランチャイズ店としてロイヤリテイ方式の支店1号店とする。と言っていた。不安はいろいろある。

けっこう器用と思うオーナーですら2年間かかった修行期間。

今回指導している新人には3ヶ月しかないらしい。

お客の居ない時間帯に特訓している。というが、最近忙しい時間帯にオーナーが皿洗いして新人に料理を作らせている。

出来は満足できるものでない。麺は硬く、ご飯類はムラがある。焼け焦げ、固まった粘着米のブロック、ジャリと口の中で歯に挟まる物まである。

何度も作りなおさせてはいるが、迷惑はお客の方だ。見ていて理解できるが、あと2ヶ月もこの状態では顧客も離れるだろう。

オーナーの何倍も時間がかかる料理は味も悪い。オーダーは間違える。

忙しい時間帯に来ることは遠慮したい。

新人教育は顧客のいない時間帯にやってほしい。

数十種類の料理レシピ。単品製作でなく、同時に複数の注文を受け、3つの中華鍋、麺鍋、餃子鍋、洗い場、精算、注文取り、水コップ出し、笑顔と会話。一人でこなせるまでは3ヶ月では無理そうな様子である。

オーナーの心配は、顧客の心配でもある。応援したい気はあっても味に問題があると足も遠のくだ。

我慢の3ヶ月。はあと2ヶ月続く。


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