しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

家庭裁判所

2013年05月30日 | Weblog

滅多に行かぬ場所に裁判所がある。

昨日は裁判所を訪れた。「家庭裁判所」である。

母が急逝して自筆遺言書を発見していた。49日法要に併せてこどもたちが裁判所に出向き、内容確認の申請をすることになった。

「検認」という作業である。自筆であること、書かれた日が記載されていること、あて先が明確であること、未開封であること。いくつか条件がある。

申請に際しては「収入印紙」「切手」「生まれてから死亡までが乗っている連続した戸籍」「相続人の戸籍謄本」が必要だ。

事前に電話して必要書類を聞いていた。印紙、切手が必要なこと。

驚いたことに「家庭裁判所」では印紙・切手の販売をしていない。

ここで初めて申請に来て必要なことを知った人は近所の郵便局へ走ることになる。

改正原戸籍(生まれたから死ぬまでの連続した戸籍)もけっこう手間がかかった。連続していない部分があり、抜けた部分を求めて遠隔地の役場まで出向いて取得している。合計で5千円も戸籍取得費用がかかっている。(窓口に払った分)

窓口の担当は丹念に戸籍を調べる。ここに記載してある時は3月とあるがその前の戸籍は4月とある。ここが不足しているかもしれない。とのたもう。

登記官のミスでしょ!こっちの責任じゃあない。と言いたかった。

実に驚いたことに、登記申請は受けたが、自筆遺言書の提出は一月か一月半後に通知があるまで遺族側で保管するようという話だった。

連続した戸籍がとれるようになるまで死去後、一週間。その後申請しても一月か、一月半後に再度来いとの話。

書類はあ~だこ~だ。となかなかうるさい。5千円もかかった書類は検査・確認後申請すれば返してくれる制度であるが、こちらが言わぬ限り、何の案内もしない。

事前に電話で確認して書類・印紙類を用意して行ったのに1時間もかかった。お役所仕事である。尊大な態度の男の担当だった。血税で食う吸血鬼の役人。そんな印象だった。公僕という印象は皆無だった。

かくして、母の自筆遺言書の検認はあと一月半後の通知が届いてから再訪することとなった。兄にももう一度金沢から来てもらう必要がある。

母の銀行口座は凍結したままである。お役所仕事の後遺症はまだまだ続く。ーー


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