予算委員会で首相の答弁を聞いていた。森友・加計問題の質問が出た。平成29年2月17日衆議院予算委員会で安倍首相は森友問題での質疑の中で「私や妻がこの認可あるいは国有地払下げに、もちろん事務所も含めて、一切かかわっていないということは明確にさせていただきたいと思います。もしかかわっていたのであれば、これはもう私は総理大臣をやめるということですから、それははっきり申しあげたい」国会議員もやめるとの答弁も併せてを行った。
自らの進退に言及する旨の答弁を行うことは、国内外を問わず非常に大きな影響を与える。山本太郎議員の質問に答える形でこのフレーズが出された。当時は甘く見ていたのだろう。ここから、追及の輪が広がり、国民目線でみても国会審議に重大な時間と労力を要する結果を招いた。答弁に慎重さを欠いていた。いま反省の基この答弁となったのだろう。
昨日の答弁は明らかに慎重だった。質問に対する回答も実に短い。饒舌多弁な安倍首相のいつもの回答ではなかった。
中国での婦人の発言。国会に出ることを拒んでいるのに外国では答えている。どうなっているのか?ヒートアップする重大な問題にリスク管理が甘かった。自ら招いた発言のしりぬぐい。今も大汗をかいている。婦人にも再度の注意が及ぶだろう。口は災いの基。「あ~う~」の大平総理の意味不明表明が宰相の鏡。多弁は命取り。部下に発言委託。支える部下を多く抱えることで困難回避。首相も勉強してきている。苦労した問題に対応してきている。対トランプ、対習近平、対プーチン。今、この人以外に外国の要人との交渉を託せる人材はないだろう。野党から首相が出たらどうなるか。恐怖しか感じない。