旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ハリファックスのシタデルからペギーズ・コーヴへ

2019-10-20 15:08:14 | カナダ
紅葉した低木と白い岩肌、蒼い水平線
ハリファックスからペギーズ・コーヴ灯台への海岸線を見飽きなかった

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ハリファックスのシタデルは1749年に町が建設された直後につくられはじめた。
もともと先住のフランス系・カトリック住民に対抗する軍事拠点としてはじまった計画都市なのである。ケント公が寄贈した時計塔↓昨年の修復がおわっていた

入口にはスコットランドの民族衣装・キルトを着用した兵士↓


昨年なかった「ノルマンディー上陸作戦」の展示があった。
↓これ、ただの写真展示じゃありません↓海岸の様子が再現されていたのです↓

若いボランティア兵士が当時の様子を解説してくれる
上陸作戦は100キロ以上の幅・六ヶ所以上の海岸で同時に行われた

映画「プライベート・ライアン」で描写されたオマハビーチが有名だが、その次に激戦だったとされるジュノービーチにカナダ軍兵士一万四千人が加わっていたのか↑
↑当時カナダの国旗はまだカエデ印ではなくイギリスの旗が入ったスタイルだったので、それが描かれている↑※カナダの国旗がカエデになったのは1965年から

ドイツ軍が待ち受けていたトーチカ内部も再現してある↓

↑壁には「注意しろ!敵は聴いている」の文字。これは1940年ナチス政権がつくったプロパガンダ映画の題名でもある

**通常の展示も見学していたら一時間があっという間
↓1917年に起こった「ハリファックス大爆発」は原爆以前に引き起こされた爆発としては人類史上最大のものだったと言われる↓高性能爆薬を満載したフランスの船に衝突したノルウェーの船↓爆発後に座礁した写真


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このシタデルでいちばん見るべきものは「ヌーン・ガン」と呼ばれる正午の空砲

「黒色火薬は低く大きな音がするんだよ」と兵士が説明してくれた
↓空砲の後大きな白煙が上がり、あわててカメラをとりだしたのでちょっとしか映っておりませんがけっこうな煙だった

↓この大砲が鳴らされた

シタデルの外に出るとピンクの市内観光バス

今日はクルーズ船がついていないのでゆっくり観光できる。
夏場にクルーズ船がついていると何十台ものバスがいっせいにやってくるのでどの観光地も一瞬で劇混みになってしまう。観光シーズンは少し外した方がよいですね(^.^)
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午後は海岸線を左に見ながらペギーズ・コーヴへ向かう。
なんとも美しい海岸線にみとれつづける↓


ノヴァ・スコシアを代表する灯台に到着↓

岩だらけの、しかし美しい海岸線はスコットランドから移住してきた人々に故郷を思い出させたにちがいない

スコットランドのバグ・パイプを鳴らしている




お昼時。
何か軽く食べようと思ったが、灯台近くに一軒しかないレストランは混みあっている。
と↓こんなのをみつけた

ロブスター・ロールとロブスターのお粥
今日はこれにしましょ(^.^)




ビジターセンターはもう閉まっていて、来年の五月まで開かない


今日宿泊する世界遺産にも登録されたルーネンバーグまでゆっくりドライブしよう


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