金剛山で今、見頃のショウジョウ
バカマを、見てきました。
ショウジョウバカマは、子孫を残
すためなら、自身の花粉でも結実
します。これは昆虫が万一、花粉を
運んできてくれない事があると、
子孫を残せないからの手段。
保険みたいなものかな?
虫さんから、他の花の花粉を運
んできてもらうのがベストだと言う
ことは、よくわかっているようで、、、
ショウジョウバカマは、こんな仕
組みを、考えつきました。
雄しべが蕾から顔を出す前に、雌
しべが蕾から先に飛び出し、昆虫
が花粉を運んできてくれるのを待
ちます。
開花する前で、雄しべはまだ蕾
の中ですので、自身の花粉は
つきません。
蕾から雌しべの先っちょを、少し
覗かせた状態です。
運よく昆虫が、花粉を運んでき
てくれますか、、、
雄しべは、雌しべより2~3日遅
れて、顔を見せます。
花柄は花後も伸び続け、60~80㌢
にもなります。
(黄色く変色してきても、花柄はど
んどん伸びていきます)
背を高くするのは、種子を出来る
だけ、遠くに飛ばすためだそうで
すよ。
しかし、せっかく発芽しても、ショ
ウジョウバカマは他の植物など
に負け、大部分は枯れてしまうそ
うです。そこで見せてくれる、とっ
ておきの繁殖方法が、こちら、、、
親の葉の先に子の芽を作り、養分
を送り込み、大きく育ててから、切
り放つ、と言う方法でした。
これなら確実ですね。
ショウジョウバカマちゃん、今年
も花を見せてもらって、ありがと
う。
どうですか、虫さんとうまくいっ
てますか?
ヤマザクラ(バラ科)
カテンソウ(イラクサ科)
ミヤマキケマン(ケシ科)
サイコクサバノオ(キンポウゲ科)
ユリワサビ(アブラナ科)
キブシ(キブシ科)
コガネネコノメソウ(ユキノシタ科)
シロバナネコノメソウ
(ユキノシタ科)
ニッコウネコノメソウ
(ユキノシタ科)
ニリンソウ(キンポウゲ科)
一株、誇らしげに咲いていました。
本番は、もう少しあと。
シュンラン(ラン科)
今年はシュンランの花、よく目に
します。当たり年なのかな?
マルバコンロンソウ(アブラナ科)