金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

ツユクサの双子ちゃん

2019年09月11日 23時21分09秒 | 金剛山ぶら~り花散歩!


 ツユクサ(ツユクサ科)の、双子花
 を撮りに行って来ました。
 ツユクサは、梅雨の頃から9月末頃
 まで咲く、1年草。

 一日1花咲きが原則ですが、苞葉
 内には翌日に咲く花の用意が出
 来ており、日当たりなど開花環境
 が整うと、このように翌日分まで、
 開花してしまうことがあります。



 双子花は、数は多くありませんが、
 場所によると、まとまって見られ
 ることもあります。



 通常はこのように、一花咲きです。
 開花が始まるのは、早朝4時過ぎ。
 お昼ごろまでの、半日花です。
 花びらは他の花のように、散った
 り、落下させたりではなく、溶ける
 ように、消滅してしまいます。




 花びらは、ブルーの2枚のみに見え
  ますが、下の方にもう一枚、透明状
 の花びらが付いています。

 雄しべは6本(短3、中1、長2本)
 あり、花粉を出すのは長い2本の
 み。黄色の雄しべは、昆虫を引き
 付ける役目を担っているそうです。



 蜜を出さないツユクサには、なか
 なか、昆虫が集まってくれません。
 そこで、花が終わる間際、雌しべ
 と長い2本の雄しべの先が絡み
 合い、それを中ぐらいの一本が
 押さえ込み、自家受粉します。
 何とも絶妙なメカニックには、た
 だただ驚くばかり。
 



 苞葉から覗く、翌日開花予定花(蕾)



 側面から見てみると、こんな状態。



 撮影中、翌日開花予定用の蕾が、
 飛び出てきました。




 蕾が膨らみ始め、間もなく
 双子ちゃんの誕生です。




 昔から布を染めるのに、ツユクサ
 の搾り汁が用いられてきましたが、
 水に溶けやすく、色があせてしま
 うため、あまりいい染料とは言え
 なかったようです。

 その後、水に濡らすと消えてしま
 う性質を利用し、友禅染や紋染な
 どの下絵用に使われるようにな
 りました。
 現在では、ツユクサを品質改良し
 た、オオボウシバナと言う花の搾
 り汁が、使われています。




 ツルニンジン(キキョウ科)



 ツルニンジン果実
 花も少し変わった形ですが、
 果実もちょっとユニーク。




 ツルリンドウ(リンドウ科)





 マルバルコウ(ヒルガオ科)



 アキノノゲシ(キク科)



 ヤマホトトギス(ユリ科)



 ヤマジノホトトギス(ユリ科)



 ツルアリドオシ果実



 ウド(ウコギ科)



 コメナモミ(キク科)



 ヤブマメ(マメ科)



 ノササゲ(マメ科)



 ガンクビソウ(キク科)



 ハダカホオズキ花と果実幼果



 ミゾソバ(タデ科)



 ヤブミョウガ(ツユクサ科)



 ミズヒキ(タデ科)

 ヤマノイモ(ヤマノイモ科)



 タニソバ(タデ科)



 弾けそうなクリ!
 金剛山に向かって、バイクで走
 っていると、こぼれ落ちそうなク
 リが目に入り、バイクを停め一枚。
 クリご飯が、いいかなァ、、、
          (千早赤阪村で)


 

 

 

 


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