昨日、友人が死んだ
会社では後輩だったけれど、自分は友人だと思っていた
自分が宮崎にいたときに、一度倒れた
脳梗塞だった
その話を聞いたときには、既に一命を取り留めて
リハビリを行っていた
とんがっていて敵の多いヤツだった
去年4月、不本意ながらまた東京に移ってきたとき
同じビルにヤツはいた
いつもの笑顔で笑っていた
「お前、大丈夫か?いろいろあったんやろ」
「えぇ、もう酒も飲めないんですよ」
つながらない会話
でも笑顔は独身寮にいたときと変わらなかった
リハビリは大変だったみたいだけれど
彼は昔のままだった
とんがって皆に嫌われていたことは
通り過ぎた昔の話になっていたが
誰も彼の側にはいなかった
あれから1年
彼は関係会社に出向になり会うことも少なくなった
油断していた
木曜日に事務所で倒れたという
そんなことも知らぬまま、子供たちと遊んでいた
昨日の朝、5時41分に亡くなった
彼は自分の後輩であり、自分は彼の先輩だ
そして友人だ
泣いても泣いても彼は帰らない
彼の死は誰のせいでもない
色んなことを思い出す
東京に連れてこられたとき、独身寮で最も親しくしてくれた
休日には、一緒に渋谷や新宿に出かけた
スキーも、テニスも、飲み会も、一匹狼の彼が自分を
独身寮からつれだしてくれた
色んなことがあったと聞いたが、どんなことがあっても
死んだらあかん
死んだらあかん
何よりも彼にもう会えないということ
彼ともう話せないということ
それが何よりつらい
享年44歳
皆がいうよりもデリケートでナイーブで寂しがりやで
温かい、それでもっていじっぱりの道産子だった
荒木、帰ってこいよ
なぁ、荒木
会社では後輩だったけれど、自分は友人だと思っていた
自分が宮崎にいたときに、一度倒れた
脳梗塞だった
その話を聞いたときには、既に一命を取り留めて
リハビリを行っていた
とんがっていて敵の多いヤツだった
去年4月、不本意ながらまた東京に移ってきたとき
同じビルにヤツはいた
いつもの笑顔で笑っていた
「お前、大丈夫か?いろいろあったんやろ」
「えぇ、もう酒も飲めないんですよ」
つながらない会話
でも笑顔は独身寮にいたときと変わらなかった
リハビリは大変だったみたいだけれど
彼は昔のままだった
とんがって皆に嫌われていたことは
通り過ぎた昔の話になっていたが
誰も彼の側にはいなかった
あれから1年
彼は関係会社に出向になり会うことも少なくなった
油断していた
木曜日に事務所で倒れたという
そんなことも知らぬまま、子供たちと遊んでいた
昨日の朝、5時41分に亡くなった
彼は自分の後輩であり、自分は彼の先輩だ
そして友人だ
泣いても泣いても彼は帰らない
彼の死は誰のせいでもない
色んなことを思い出す
東京に連れてこられたとき、独身寮で最も親しくしてくれた
休日には、一緒に渋谷や新宿に出かけた
スキーも、テニスも、飲み会も、一匹狼の彼が自分を
独身寮からつれだしてくれた
色んなことがあったと聞いたが、どんなことがあっても
死んだらあかん
死んだらあかん
何よりも彼にもう会えないということ
彼ともう話せないということ
それが何よりつらい
享年44歳
皆がいうよりもデリケートでナイーブで寂しがりやで
温かい、それでもっていじっぱりの道産子だった
荒木、帰ってこいよ
なぁ、荒木