My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

『Qobuz』ストリーミング再生を4か月使ってみて。

2025-03-23 13:59:42 | ネットワークオーディオ

Qobuzを導入後、4か月使用して私なりに感じた事を書きます。あくまで個人的見解です。

結論から書くと「ストリーミングで安定した高音質再生は難しい」です。

環境等に投資をすれば、高音質再生出来るのでしょうが、いい加減なシステム、環境ではそれなりの音質にしかなりません。

高音質追及のために色々と挑戦する事が楽しいとも言えますが、追い続けると泥沼状態になります。

まあ、オーディオの高音質追及に関しては、デジタル、アナログ問わず、詰まる処そう成りますが。

 

ストリーミング配信再生の場合、例えば以下の要素が新たに追加されます。

1.ネットワークインフラ環境

 1-1.WANの通信速度と品質

  プロバイダを含めた外部との通信回線=ストリーミング配信業者サーバーとのアクセス。

  通信速度や通信品質。ONUやHGWも影響するかも?

 1-2. 家庭内LANの通信速度と品質

  同一LAN(有線、無線)回線で接続されているTV、PC等も影響?。

   1-2.1.ルーター

   1-2.2.スイッチングHUB

   1-2.3.LANケーブル類

2.デジタル再生系

  2-1.コントローラ(アプリ)

  2-2.ストリーマー(プレーヤー)

 

デジタル→アナログ変換のDAC以降は、従来と同じですので、ここでは除外します。

1、2ともにオーディオ記事の中でもよく取り上げられます。私も実験でいくつか経験しています。

ただでさえ、音質的変化要素の多いオーディオの世界なのに、さらに要素が加わり複雑です。

私にはそこまで投資する余裕は有りませんし、本当に良くなる保証もありません。

ここは評論家にお任せしたい。

特に、1.は我が家の場合、とりあえずインターネットが出来れば良いと思っているので、通信サービス契約も1Gbps、ホームルーターも1900Mbpsクラスのものです。実測300Gbps位(5GHz)。

一応NAS再生のためにスイッチングHUB(NETGEAR製)は使用しています。

ストリーミングの場合は、同一ネットワーク内NASの再生時の1-2、2-1、2-2に加えて、1-1の外部とのネットワーク環境が入ってくるので、ハードルが一段高くなりそれなりの投資が必要になります。

また、コントローラー(アプリ)によっても、ストリーミング提供業者のサーバーとのやり取りに独自のアーキテクチャが工夫されている様で、これでも音質に違いが出る様です。

 

今の我が家の環境で再生した時の評価は以下。

Qobuz for Windows + ES9018S DAC使用。DACを他のものに変えても同様な傾向。

 1.何となく高域寄りで粗削りに聴こえる。何かが抜け落ちている様な感じ。

 2.遠くで鳴っているストリングスが雑音の様に聴こえるのは私だけ?

 3.ジッターノイズか?可聴帯域外のノイズが混じるのか、長時間聴くと頭が痛くなる。

 4.稀に勝手にログアウトしてサーバーにアクセス出来ない事がある。数時間後に復帰。

 

専用のアプリを持つDAC内蔵ストリーマーを新たに購入してQobuzを使い続けるか、Qobuzを一旦解約するか悩んでいます。

或いは「Qobuz Connect」リリースの予定もある様なので、そのテスト後に考えるか、若しくは他のアプリ「Audirvana」等を使ってみるか? 悩ましいです。。。

 

ここで音質の良い邦楽CDを一枚紹介しておきます。

自身の名曲をゆっくりじっくりと噛みしめながらと歌い上げていて、玉置ワールドに惹きこまれます。今の歌い方に共通するものが有ります。発売は古いですが古さを感じさせない優秀録音盤です。訴えかける様な、囁き掛ける様な歌声に「ゾクッ!」とします。

これはサブスクには無いので買うしかないです。

やっぱりCDの音質は介在が少ないため安定しています。CDも将来的にはアナログレコード(ビニール盤)の様な存在になるのかな?

 

サブスクと物理メディアの違いって、映像の世界に例えるなら、地上波放送、BS放送(特にWOWOWは綺麗)、ネット配信(TVer、Hulu等)よりも、ブルーレイディスクで映画を見た方が断然綺麗ですよね。質感、鮮やかさ、奥行き。そんな感じかな?

 

サブスクを否定するつもりは有りません、今回はあくまでも我が家の環境での音質評価に関してのみです。定額料金で何億曲の中から自分の聴きたい曲がいつでも何処でも聴けるのは大変メリットがあります。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンプ内部配線、NFBの配線材は音質への影響が大きい。

2025-03-16 14:58:20 | ケーブル

以前に、6C33CシングルアンプのNFB線材をWEブラックエナメル単線に交換したところ、音質が大きく変化した事を報告しましたが、今回、KT88プッシュプルアンプでも同様な効果が確認できました。

使った線材は、WE(ウェスタンエレクトリック)製1940年代製造のブラックエナメル単線蝋塗り品AWG22相当(芯線径約0.5mm)です。ホット側とグランド側のゆるいツイストです。「ゆるい」のがミソ。

同じ線材をRCAケーブルに使った時は上手く行きませんでしたが、NFBラインの様にある程度の信号電圧と信号電流が流れるところが上手く行く様です。

NFBに使うコンデンサ、抵抗も同様に音質への影響大なので部品選びは重要です。私はコンデンサにはサンガモ(SANGAMO)製シルバーマイカを使っています。さらに言えば、ゾベル回路のコンデンサ、抵抗の品質も音質に影響しますので私はスプラグ(SPRAGUE)製ブラックビューティを奮発しています。

 

今回、NFBの線材によって音質が大きく変化する事に確証が得られたので、今後は他のアンプにもこのWE線を採用予定です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

foobar2000がいつの間にかUPnPに対応していた。

2025-03-02 10:37:25 | ネットワークオーディオ

久々にfoobar2000をアップデートしたら、いつの間にかUPnP(DLNA)に対応していた。

これで、レンダラー(ストリーマーやBDP等)とネットワーク上の無線コントローラーとして使えます。

出力可能デバイスの一覧。 (exclusive)は排他モード。「bits」は「32bit」まで選択可能。

その中でUPnP対応(無線)ネットワーク機器は以下。

我が家の多くのネットワーク上の機器と繋がっています。これは便利です!

因みにワイヤレスで繋がっているのは「iFi Streamer」とBDP「UBP-X800」。

TV「BRAVIA」も電源ONすれば繋がる。

音質的には、コントローラーなのでNASからそのまま読出して再生する分には変化無しかな。

 

Qobuz専用アプリも早く、UPnPに対応して欲しいものです。

Chrome castには対応している様ですが、他の機器でも繋がる様にして欲しい。

Qobuz対応機種のみ可能?まあ専用アプリなので汎用性は望めないかな?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この時期になると思い出すコハクチョウの美しい姿。

2025-02-24 10:59:17 | その他

たまにはオーディオ以外のネタでも。

この時期になると思い出す信州安曇野の『コハクチョウ』。

雄大なアルプス山脈を背景に良い感じです。2008年に穂高狐島で撮影した写真です。

日中はこの水田で餌を探して食べたり遊んだりしていました。

夏場はふつうの田んぼらしいですが、コハクチョウ飛来のシーズンには水を張り、餌付けもされていました。

もの凄い数のコハクチョウが群がっています。「白鳥の湖」とは言えないかも。

首が灰色の個体は幼鳥らしいです。6~7月頃に生まれ生後3か月で4,000kmを飛んで来るんですから凄いですね。

夕方になると犀川の御宝田に帰り、翌朝また狐島の田んぼに向かいます。

朝方撮影。穂高の狐島水田に向かうところです。

飛び立つ姿が美しい。水面滑走が長く、その様子が「頑張ってる!」って感じでまた良い。

羽を広げたところです。

水田に降りたところ。こちらも「おっとっとぉー、、。」て感じで止まります。

大きな水掻きを前方に出してブレーキを掛けます。

羽根を広げて鳴いてます。

 

今年も、既にシベリアに向むかって北帰行が始まったらしいです。

飛行は母親を先頭に綺麗なV字を組みます。

「私についてきなさい」と「みんなの安全を守るため」、「後方に上昇気流を作るため」と言われています。

ただ、最先頭はかなり疲れるため、時々交代するらしい。

4,000kmの旅、無事に帰ってください。

今年は飛来数が少なかったらしいですが、来年は沢山来てくれると良いですね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

REBOX B226 コンデンサ換装とランプ切れ修理。

2025-02-20 16:25:36 | CDプレーヤー

CDプレーヤー REVOX B226をまた少し弄りました。

オペアンプOPA2134の出力カップリングコンデンサを交換。

今まではSpurage 30D 50uF/50VとEL-MENCO 10nF(10,000pF)/500Vの並列

これをERO製フィルムコンMKT1826 4.7uF/40V(部品箱から発見)に交換してスッキリさせました。

奥の方に見える緑色で四角い縦型のもの。

容量は小さくなりますが、計算上ではカットオフ周波数は3.4Hzとなりますので充分です。

不必要な低域がカットされ良いかも?必要の無い超低音は中高域を濁します。

そもそもその様な超低域を発する楽器も有りませんし、スピーカーにその様な超低域を再現する能力が有りません。

市販品は単体スペックを良く書くために周波数帯域を広げています。

このコンデンサが小粒ながら実に良い感じで音楽を聴かせてくれます。

ベールが剥がれた感じで音数が増え音の広がりも良好。

何度も経験していますが、やはりカップリングコンデンサに電解系のコンデンサの使用は駄目ですね。

今まであまり聴かなかったアルバムを再度聴き直しています。何度も聴いてきたディスクでさえも新鮮に聴こえます。

 

このB226の音って、なんと心地よいでしょう!デジタル特有の耳に刺さる様な五月蠅さが無く、いつまでも聴いて居れます。それでいて音数は多く音域も広いです。リアル感と言うか浸透力があります。最近の高音質を謳ったCDPの神経質な音とは違ってダイナミックな音です。この音は唯一無二ですね。気に入っています。

今まで色々と弄ってきましたからね。

 ★★★TDA1541 → TDA1541A S1 シングルクラウン。

  ★★DEM Re-Clock

   ★DEM Cap換装

   ★OP amp BurrBrown OPA2134へ

   ★アナログ電源の電解コンデンサをELNA製セラファインに換装

   ★デジタル電源に導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ投入

等々。星の数が多いほど効果大(自己評価)。

 

ところで、今回デコーダー基板の出し入れにより、遂にランプが切れてしまいました。

いつかは切れると思っていたので寿命でしょう。テスターでオープンを確認。

そこで早速白色LEDに交換しました。

このランプはLCD表示を照らす目的ではなく、CDトレイを照らすのとパワーランプの代わりなので、そこそこ光っていれば良く、電流は少なめに設定しました。それに余計に強く光らせるとピックアップの読み取り精度にも影響しそう。まあ波長が違うので関係ないとは思いますが。

交換後はこんな感じです。電源の切り忘れが主な目的ですね。

 

ついでにトランス1次側のヒューズも手元に有ったLittelfuse製のセラミックタイプに交換しておきました。Bussmann製かも?念のため抵抗値は測定しました。

 

これからもメンテしながら末永く使いたいものです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジタル再生機器の音質差を波形観察で検証。

2025-02-11 11:27:55 | ネットワークオーディオ

Qobuzの導入等で再びデジタル再生に興味が沸いてきた。

それぞれの再生系統で若干音質が違う様に感じるので、我が家に有るデジタル再生機器の特性を波形観測で再確認してみました。

 

(信号源)

用意した音源は、随分前(15年位前)に"WaveGene"を使って作成したもの。

WAVファイルとCDディスクを使用。

確認する波形はサイン波の12.5kHz/16kHz/20kHz。

 

(機器たち) いずれも古い機種。

・BDP(ブルーレイプレーヤー)---SONY UBP-X800

  ※DSEE HX ONでHDMI出力44.1kHz 16bit->88.1kHz 24bitにUp sampling

・CDP(CDプレーヤー)---REVOX B226

・NAS---IO DATA製3TB(STREAMER使用時に使用)

・STREAMER(ストリーマー)---iFi製ZEN STREAM

・HDMI音声分離器---サンワサプライ 400-SW015

・DAC①---SONY DAS-703ES

・DAC②---ES9018S搭載中華製GUSTARD DAC-X10

  ※Digital filterのSLOW/SHARP切換有り

・AVアンプ---SONY DA3600ES HDMI入力で使用

 

(結果)

◎--良好。〇--波形の乱れは無いが若干減衰。△--波形周期揺れ。X--波形乱れ。

1. BDP DSEE HX OFF -> DAC①    16kHz 〇  20kHz 〇

                        16kHz                                                                     20kHz

2.BDP DSEE HX OFF -> DAC② SLOW 16kHz △ 20kHz X

                     16kHz                                                                     20kHz(20us/d)                                                    

      20kHz(50us/d)

3.BDP DSEE HX OFF -> DAC② SHARP   16kHz 〇 20kHz 〇

                        16kHz                                                                     20kHz

4.BDP DSEE HX OFF -> HDMI音声分離器 -> DAC② SHARP   16kHz 〇 20kHz 〇

                        16kHz                                                                     20kHz

5.BDP DSEE HX OFF -> AVアンプ         16kHz 〇 20kHz 〇

                        16kHz                                                                     20kHz

6.BDP DSEE HX ON -> HDMI音声分離器 -> DAC② SLOW    16kHz 〇 20kHz △

                        16kHz                                                                     20kHz

7.BDP DSEE HX ON -> HDMI音声分離器 -> DAC② SHARP   16kHz 〇 20kHz △

                        16kHz                                                                     20kHz

8.BDP DSEE HX ON -> AVアンプ   16kHz 〇 20kHz △

                        16kHz                                                                     20kHz

9.STREAMER -> DAC① 16kHz ◎ 20kHz ◎

                        16kHz                                                                     20kHz

10.STREAMER -> DAC② SHARP 16kHz 〇 20kHz 〇

                        16kHz                                                                     20kHz

11. CDP    16kHz ◎ 20kHz ◎

                        16kHz                                                                     20kHz

 

尚、12.5kHzはどの組合せでも問題ナシOK。

結果は表にして纏めておきました。

 

(この結果から判った事)

1.ES9018S搭載DACGUSTARD X10のデジタルフィルタを「SLOW」にすると、16kHzが若干周期揺れ、20kHzでは波形が乱れる(上の2.の写真)。ES9018Sの説明では”「SLOW」にすると音質が柔らかく聴き易くなる”とありますが、こういう事の様です。

2.BDPのDSEE HXを「ON」にする(HDMI出力が2倍アップサンプリングの88.1kHzとなる)と、20kHzが若干揺れる

3.STREAMER iFi ZEN STREAM -> DAC① DAS-703ESは優秀!。

4.CDP REVOX B226は優秀!。

 

CDP B226は流石!往年の名機!優秀!と言う事が判りましたので、もう少し弄ってみたくなりました。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

超音波式加湿器はオーディオ機器へ影響~ピックアップレンズのクリーニング~

2025-02-01 15:29:42 | CDプレーヤー

この時期にお世話になる加湿器ですが、そのなかでも形状、値段とも手頃な超音波方式型は、オーディオ機器にとっては好ましくないです。

理由は、超音波式加湿器を使用すると部屋の家具などに白い粉が付着することは良く知られています。この物体は水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが結晶化したものらしいです。人体には影響は無いとの事ですが、オーディオ機器といっても特にCDプレーヤーやBDプレーヤーなどのピックアップレンズやCD/BDディスクそのもの、ケーブル接続の接点には影響が有ります。

CD/BDディスクやコネクタはメガネ用クリーニングクロス等を使えば簡単に拭き取れますが、ピックアップレンズの掃除はちょっと厄介です。

我が家のCDプレーヤーのピックアップを覗いてみましたが、やはり表面が白く濁っていました。

これをエタノールと綿棒で優しく拭きました。

エタノールをたくさん含ませたり力を加え過ぎると、レンズに傷をつけたりピックアップに影響が及ぶので慎重におこないます。

 

洗浄後は、写真では分り難いですが、肉眼で確認すると綺麗になっています。

因みに、我が家のCDプレーヤーはREVOX B226。メカはフィリップス製スイングアームのCDM-1、ピックアップレンズはドイツ ローデンシュトック製ガラスレンズ。

洗浄後はスッキリとクリアーな音質となりました。

これは白濁が無くなり視界良好となりジッターも減ったためと思われます。

 

レンズクリーナーは市販されている様です。スロットインタイプ等を分解しないで手軽にやるならこちらですね。

 

また、加湿器は気化式がお薦めです。我が家も買い替えようと思います。候補として考えているのがこちら。なお、加湿過多には注意しましょう。今度はコンデンサ、抵抗に影響が出ます。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真空管アンプの内部配線にWEケーブルを使用

2025-01-26 13:07:22 | ケーブル

真空管6C33CシングルアンプのNFBラインにWestern Electric(WE)の蝋塗ブラックエナメル単線を使ってみました。

前回のRCAケーブル製作で余ったものです。

 

結果は「良い」ですね~。ここは効きます!効果ありです。

低音と高音が良く出て音に芯が有ります。微細な音まで聴こえます。表現力が有ります。

さすが1940年代のWE線です。この線径では、この位の長さで内部配線に使うのが良さそうです。

この真空管アンプのNFB回路は、初段のカソードに戻す様になっているので、カソード・パスコン同様に使用部品で音質に大きく影響します。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WE線でRCAケーブルを作りました。

2025-01-24 16:22:43 | ケーブル

またまたウエスタン・ケーブルの話です。

使用したのは「Westernのブラックエナメル単線で蝋引きツインケーブルAWG22相当品」です。

ブラックエナメルに絹巻き、外側に蝋(ロウ)が塗られています。出品者によると1940~50年のWestern Electric(WE)製の物だそうです。

これを使ってRCAケーブルを作ります。RCAケーブルとしてWE製を使うのは初めてです。

どんな音がするか、ワクワクです。

半田付けする時はカッターの背で先端のエナメルを剥がします。

黒エナメルは経時変化で退化したのか?銅芯線にしっかり密着している感じではなく、カッターナイフで軽く擦ると炭の様にポロポロと剥がれ落ちます。これって本物?

外皮は蝋が塗ってあるので、そのままではベトベトして扱い難いです。Φ3mmの編組チューブにの中に入れました。RCAプラグは手元に残っていたSwitchcraft製を使用。

こんな感じで完成しました。結構細くて頼り無いけど大丈夫かな?

仕上がりの見た目は、そこそこ良い感じ。

 

これを真空管プリアンプ~真空管パワーアンプの接続に使ってみました。

シールドが無いのでノイズを拾わなか心配でしたがACコードやトランス等の傍を避ける様に取り回せば大丈夫の様です。

 

鳴らし始めてからは日々音質が変化していました。

そうですよね。70年以上は使われずに置いてあったのですから仕方ないですよね。活性化するのに時間が掛ります。以前スピーカーケーブルにWE製を使った時もそうでした。これが本物の年代物の証?。

使い始めは、少し固い、高音がキンキンとしていました。これが少しづつ解れ、今度は少し大人しい落ち着いた音へ、そして今度は伸びる高域と弾む低域で広がりある音へ。

しかし、1か月位鳴らし込みましたが、以前に比べ音が痩せてしまい私の好みの音では有りません。

これはケーブルが少し長め1.8mだった事が原因かも知れません。もう少し切り詰めて1.5m~1.2mにしてみようかな?

取り合えず元のBelden(ベルデン)8412へ戻しました。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Qobuzストリーミング再生とNAS音源再生で音質比較してみた。

2025-01-18 13:17:43 | ネットワークオーディオ

Qobuzのストリーミング再生方法や設定が決まったところで、NAS音源や他のソースとの音質比較をしてみました。

全般的には、同じ楽曲でも最近にリマスターされた音源もあるのでストリーミングが有利かな?意外にも1960年代の音源でも音質が良かったり。昭和歌謡曲、ジャズなど。

 

しかし今回の比較目的で使用する音源は同じ楽曲で同じサンプリングレートのもの。

使用した音源は「空港/テレサ・テン」

NAS/ストリーミングとCDはこちら。

アナログレコードとも比較してみました。発売当時のEP版。

 

私の耳では、レコード>>ストリーミング>NAS>CD という結果になりました。

NASやCDよりもストリーミングのほうが音に張りがあります。

CDとNASは再生機器の違いから要因理解出来ますが、NASとストリーミングは再生機器が同じでも音質が違うのは何故?理解に苦しみます。ストリーミングに何か音質劣化させない技術があるのでしょうか?確かに可逆圧縮音源配信のAmazon Music/TIDAL/Qobuzでも音質が違うと言われてますからね。圧縮方法の違い?NASはWAVのままなのに。??

それにしても、やはりアナログが断トツに良い!!!

なんと言うか、デジタル音源は音に厚みが無いです。

テレサ・テンの歌声やサックスの音の線が細い。糸が張った様な感じ。これがデジタル臭さと言われる所以でしょうか?

アナログは太くて潤いがあり妖艶です。これが本来の音なんでしょうね。

個人の好みも有るでしょうが、やっぱりアナログレコードは良いですね。手放せません。

以前にも書いた様に「電気特性が良い=音質が良い」とはなりません

デジタルの最大の利点は「扱い易さ」に有りますね。

いくらハイレゾと言っても結局デジタルで作られた不連続な音で、アナログは連続性のある自然な音です。

レコード万歳!!!\(^o^)/。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする