これはいい!!!。 1970年代のクラプトンが好きなファンには絶対にお勧め。
これぞ、クラプトンの真髄である。
前から欲しかったエリック・クラプトンの「アンソロジー2」(日本タイトル)、Crossroads2(本タイトル)」をUKから購入した。
日本では入手難になっていて中古でも1万円位する。
これを私はUKから購入した。送料込みで$40、日本円でも3,200円位である。
CD4枚組みのBox Setで44ページのBooklet、レア写真付きである。1996年版(オリジナルは1989年)。なぜかUniversal Music。
コアなクラプトンファンなら良くご存知と思う。
(ジャケット表)
(ジャケット裏)
購入するときに、「Imprted from UK」と書いてあったので、CDのpit側の内周を見ると、しっかりと「Made in Germany」と印刷してある。
これだけで、音はいい筈、品質が信頼できる。以前から私の経験ではUK/EU品は音が良い。
しかも、Boxに「Enhanced Sound Quality」と書いたシールが貼ってある。
1995年にJay Mark氏によるミックス、1996年に発売。
そのシールとBookletの写真を少し紹介。
これを見ただけでも、ゾクゾク、ワクワクする。あのブラッキーの写真が沢山。
このブラッキーがオークションで、何億円かで落札された?
CDの構成と内容は、クラプトンの1970年代のライブコンサートの収録。
だから、サブタイトルに(live in the seventies)とある。
CD1が1974年 ヘロイン中毒から復活して、名作「461~」発売の頃
CD2が1975年 その1年後、「安息の地を求めて」の頃 レゲエに傾倒?
CD3が1977年と1978年 「No reason~」発売の頃
CD4が1978年 「Slowhand」「Backless」発売の頃
要は、クラプトンがブルースギタリストとしてのりに乗っている時期である。
クラプトンのブルースがたっぷり。
クラプトンのCDは既に20枚以上持っているが、今まで聴いた中で、一番良い!!! 暫く愛聴版になりそうである。いや、これは絶対そうなるであろう。
CD1~3の3曲目(1977年4月)までがイヴォンヌ・エリマンが参加しているライブ。
特にここまで良い。イヴォンヌの高音ボーカルが良い。
相棒ギターのジョージ・テリーも渋くて、クラプトン張りでいい味を出している。
このバックバンドの構成も良くて、CD4の8曲目までは殆ど同じ。唯一、ハーモニカとバックボーカルのMarcy LevyがCD4以降は抜けている。
Dick simsのアーシーなキーボードも良くあってある。
この頃のバンドが、クラプトンのギターを引き立てながら、よく纏まっている。
さらにCD2の6曲目は、カルロス・サンタナとの掛け合いもある。24分に及ぶ大作である。
「Have you ever loved a woman」「Layla」「Badge」「I shot the sheliff」「Cocain」「Tell the truth」「Wonderful tonight」「Crossloads」「DoubleTrobuble」など、馴染みの曲が沢山入っている。
アルバム「E.C. was here(ライブ)」に収められているナンバーもあるが、テイクが違う。
一曲ずつが長く、全体的に比較的ゆっくり演奏されている。これがクラプトンスタイル。クラプトンのボーカルもいいが、クラプトンのギター(ブラッキー)を充分に聴くことが出来る。
CD1と2のプロデュースは、ご存知のTomDowd。
これが、本来のクラプトンの真髄だろう。
ブラッキーの音がとてつもなくしびれるし、ブルースのけだるい”レイド・バック"された感じがなんとも良い。
最近のクラプトンの商業的ポップ系の軽いノリとは、全然違う。
これは買って良かった。期待以上に興奮した。しばらく飽きる事がなさそうである。