今年も残すところ数日となりました。
ということで、恒例の2019年オーディオ振り返りをしてみたいと思います。
今年やった事と結果を纏めました。成果の大きかった順に書いてゆきます。
①6AS7G PPアンプの改造
何と言ってもこれでしょう。
3月に構想を始め、今年は、これに一番時間を掛けたと思います。
この改造を通して多くの事を学び、知識を蓄えることが出来ました。サポートを頂いた先生に感謝します。
出力管もRCA 6AS7GからTung-Sol 5998に変更しました。それに伴いバイアス設定も変更。
さらに、現在も改造を進めています。
暫くブログの更新が出来ていなかったのも、その作業に取り掛っていたためです。
私があまり得意としない機械工作を伴う作業でした。
今はそのアンプを聴きながら書いているのですが、もう少し調整が必要かも知れません。
来年早々には投稿が出来ると思います。
②KT88 PPアンプの音質改善
初段の初速度電流特性に着目して、設計変更(電圧設定変更)を実施し音質改善を図りました。
今まで埋もれていた微小音も聴こえる様になり、かなり改善出来たと思います。
加えてカソード・パスコン、カップリング・コンの換装も実施しています。
現在は、このアンプでJBL LE14A + LE175DLHを駆動していますが、良い感じで鳴っています。
③6C33C FOX-BATの低消費電力化
発熱の多かった6C33Cをシングル・ヒーター、シングル・カソード化することで低発熱化を図りました。
さらにドライブ管を12AU7から12BH7Aに交換する事で、よりパワフルな音質が得られました。
6C33C自体も新品に交換。
④憧れのGEC製KT88を入手。
不用になった機器やメンテナンスした機器の断捨離で得た資金を元手に、遂にこの銘球を手に入れる事が出来ました。
今はMC275に挿していますが、勿体なくてあまり稼働させていません。虎の子の4本です。
⑤JBL LE14A + LE175DLH + SP-505J用のネットワークのメンテナンス
ガリが気になっていたアッテネータを新品に交換しました。
この効果は大きかったです。今では気持ち良く鳴ってくれています。
高域が少しザラツキ気味だったのは、やはりこのVRの所為でした。
もっと早く交換すれば良かったと思います。
次は、コンデンサの交換、端子の交換等も検討中です。
⑥CDP REVOX B226のDEM Cap変更
TDA1541A DEM用のコンデンサをオリジナル → ERO MKT1817 → 東信 UPZ に変更しました。
オペアンプもOPA2604に交換しています。
オリジナルよりも音の透明感が増したように思います。
⑦電線病?
今年もまたWestern Electricの16GAスピーカー・ケーブルを購入。以前のWE18GAよりも音が太くなりグレードアップしました。WEケーブルも種類により音質自体が若干違う様な気がします。ただ言える事は単線は音の定位がしっかりとする様です。(そんなに沢山のケーブルを比較した訳でもありませんが)。なお、近年のケーブルの様なハイファイでは有りませんので、ご注意を。WE信者用? ただ、私はこの音が好きです。これは使った人にしか分かりません。
私の個人的な意見ですが、Old JBLのスピーカーにはベストマッチと思います。
WE2芯シールド・ケーブルもアンプ入口の内部配線に使ってみましたが音質変化は良く分かりません。
また、以前から気になっていた立井電線のRCAケーブルも作りました。
立井電線のケーブルは放送局等で使われているそうです。比較的安価で音の芯がしっかりしています。
⑧古い8mmビデオテープのデジタル化
8mmハンディカムの修理に挑みましたが途中で断念。
結局、オクで据置型8mmビデオデッキの中古動作品を購入。
保管していた古い8mmビデオテープ10本くらいをデジタル化する事が出来ました。
続いて、古い写真をスキャナで取り込みデジタル化を進行中。(枚数多いためかなり時間が掛る)
色褪せた写真も補正が掛かり驚くほど綺麗になります。技術の進歩ですね。
⑨断捨離
少しづつ進める事が出来ました。
今年断捨離したもの:スピーカー、アンプ、レコードプレーヤー、チューナー、真空管など。
以上ですが、やり残した事も沢山あります。年明けに年初計画で書きたいと思います。
私がやっている事の基本は音質向上に囚われず自分好みの音の追求です。
聴いていて『楽しい』『引き込まれる音』の追求です。人間臭い、生きた音です。
自分だけの音つくり。芸術と同じで、自分にしてみれば「オーディオは創作だ~!」です。
録音することがエンジニアの創作仕事なら、それを再生する側も創作。
今日の1枚。
今話題の『ロッド・スチュワート with ロイヤル・フィル』
何でも2週連続で全英チャート1位だとか。私もCDを買って聴きました。
ロッド・スチュワートのCDは、すでに10枚以上持っていますが、これも買いです!
自身のヒット曲、懐かしい曲がロイヤル・フィルの演奏で豪華になって蘇っています。ロックらしさも残っています。2枚組ですが、どちらもご機嫌でGoodです!。
プロデュースは、UKのトップ・プロデューサー、トレヴァー・ホーンです。
アビー・ロード・スタジオでの収録の模様がオフィシャル・ビデオとしてYoutubeにアップされています。
Sir Rod Stewart ,Bravo ⤴⤴⤴!!!