この時期にお世話になる加湿器ですが、そのなかでも形状、値段とも手頃な超音波方式型は、オーディオ機器にとっては好ましくないです。
理由は、超音波式加湿器を使用すると部屋の家具などに白い粉が付着することは良く知られています。この物体は水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが結晶化したものらしいです。人体には影響は無いとの事ですが、オーディオ機器といっても特にCDプレーヤーやBDプレーヤーなどのピックアップレンズやCD/BDディスクそのもの、ケーブル接続の接点には影響が有ります。
CD/BDディスクやコネクタはメガネ用クリーニングクロス等を使えば簡単に拭き取れますが、ピックアップレンズの掃除はちょっと厄介です。
我が家のCDプレーヤーのピックアップを覗いてみましたが、やはり表面が白く濁っていました。
これをエタノールと綿棒で優しく拭きました。
エタノールをたくさん含ませたり力を加え過ぎると、レンズに傷をつけたりピックアップに影響が及ぶので慎重におこないます。
洗浄後は、写真では分り難いですが、肉眼で確認すると綺麗になっています。
因みに、我が家のCDプレーヤーはREVOX B226。メカはフィリップス製スイングアームのCDM-1、ピックアップレンズはドイツ ローデンシュトック製ガラスレンズ。
洗浄後はスッキリとクリアーな音質となりました。
これは白濁が無くなり視界良好となりジッターも減ったためと思われます。
レンズクリーナーは市販されている様です。スロットインタイプ等を分解しないで手軽にやるならこちらですね。
また、加湿器は気化式がお薦めです。我が家も買い替えようと思います。候補として考えているのがこちら。なお、加湿過多には注意しましょう。今度はコンデンサ、抵抗に影響が出ます。